テーレッテレー♪ というBGMとともに魔女が「うまーい」と驚く「ねるねるねるね」のCMを覚えている@DIME読者は多いだろう。化学実験さながらの手順で、お菓子をつくるという斬新な発想が受け、1986年の発売以来、累計7億食も販売しているという。
クラシエフーズ
右:『ねるねるねるね(ソーダ味)』
左:『ねるねるねるね(ブドウ味)』
各108円
■食べ物で遊べ!
発売当時は、古き佳き“昭和”。飽食の時代へと向かいつつある時代だが、「食べ物で遊んじゃいけません!」と両親に叱られることがフツー。しかし、「ねるねるねるね」は、それを逆手に取った。
粉を水で練り込んでいくと次第に色が変わっていき、ふわふわになったお菓子に砕いたキャンディやチョコなどをつけて食べる他の菓子にはない仕掛けが子供に大人気! 少子化が問題になっている現在でも、右肩上がりで売り上げを伸ばしている。
2種の粉を“ねるねる”すると色が変化し膨らむ。まさに魔法のような菓子は、発売から29年経た今、大人が見てもおもしろい!
「発売当初は『けしからん!』とか、『子供の体に良くないのでは?』というご意見を多くいただきました」と語り始めたのは、同社のマーケティング室の津田未典さん。