賃貸物件選びにおいて、間取り・日当たりなど、住まいの「中」に関する諸条件はもちろん大事。しかし、住まいの「外」、つまり周辺環境も重要だ。
そこで今回、不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」利用者112人を対象にした「近所にあったら便利なもの」についての調査結果が発表されたので、早速、紹介していきたい。
近所には『スーパー』よりも『コンビニ?ATM』があると便利!
スマイスター利用者に「近所にあったら便利なもの」を聞いた調査では、1位『コンビニエンスストア』(54.5%)、2位『銀行・ATM』(50.9%)、3位『大型ショッピングセンター』(49.1%)、4位『スーパー・食料品店』(48.2%)、5位『病院等医療機関』(47.3%)となり、『スーパー・食料品店』よりも『コンビニエンスストア』や『銀行・ATM』の方があったら便利な施設と思われていることが明らかに。一方、『レンタルDVD・CD屋』は8.9%とかなり少ない結果となった。
近所に便利なものがあるかないかは土地・物件選びを左右する!
つぎに、「近所に便利なものがあるかないかで、そこに住むか住まないか決めたことはあるか?」についての調査も行われた。『ある』(34.8%)、『ない』(44.6%)、『迷ったことはある』(20.5%)となり、周辺環境は土地や物件選びに関し、重要視する人が55.3%いることが明らかに。
近所になくても困らないは『スポーツクラブ』58.9%
今度は、「近所になくても困らないもの」を聞いた調査では、1位『スポーツクラブ』(58.9%)、2位『レンタルDVD・CD屋』(44.6%)、3位『コインランドリー』(43.8%)、4位『クリーニング店』(35.7%)、5位『警察・交番』(33.0%)となった。『スポーツクラブ』は定期的に運動をしない人には重要でなく、『レンタルDVD・CD屋』も有料動画サービスのシェアが拡大しているため、利用者が少なくなっていることから、なくても困らないものの上位を占めていると考えられる。
一方、『コンビニエンスストア』『スーパー・食料品店』『ドラッグストア(薬局)』(各8.9%)と『病院等医療施設』(8.0%)は、いずれも10.0%以下に。これら4つの施設は、人々の生活に密着していることから、かなり少ない結果になった。
『コンビニ』が近所にないなんて考えられない!…という都会暮らしの人は多いはず。逆に『レンタルDVD・CD屋』がなくても、今は各種配信サービスでまかなえるため、さほど必要性を感じないという人が増えたのだろう。
※スマイスター調べ
<調査概要>
調査期間:2018年9月5日~10日
調査手法:インターネット調査(任意でアンケートに回答)
集計数:「スマイスター」を利用した20歳以上の男女全国112人
出典元:スマイスター総研
構成/こじへい