昨年は、「インスタ映え」が一大ブームとなったが、今年は動画SNSアプリがトレンドとなっている。そして、その象徴的な存在がTikTok。投稿できる動画の長さはわずか15秒。しかしその長さが「投稿しやすい」「見るのにテンポが良い」と現在の若者のニーズにマッチ。一方、密かに熱狂的ブームとなっているのが、ライブ配信アプリだ。動画の配信者には何百万円という大金を得ることや、雑誌、モデル、CMに出演できるチャンスが生まれる。「スマホがあれば何でもできる」社会はさらに進化しているのだ。
Z世代(ぜっとせだい)
別称ジェネレーションZ。1990年代半ばから2000年代序盤までに生まれた完全なるデジタル世代。現在はほとんどがティーンエージャー。「小規模で閉じたコミュニティーを通じてコンテンツを共有する」「インフルエンサーの影響が特に強い傾向がある世代」と分析されている。一方で革新的ビジネスの創業者に憧れ、社会を変えるような精神と勇気を重要視する(※1)。
Vtuber(ぶいちゅーばー)
バーチャルユーチューバーの略。外見がCGやイラストの美男美女であるのに実は「生身の存在」。裏側には演者がいるためだ。生配信で動作したり視聴者と会話できるので、YouTubeだけでなく、スクリーンを使ってテレビやイベントでも活用できる。