■連載/文具ソムリエール菅 未里の「誘惑文具」
Q:会社では常にIDホルダーを首から下げているのですが、そのせいか肩が凝ってしまいます。軽いIDホルダーはないでしょうか?
A:今はIDホルダーを身に付けなければいけない会社が多いようですが、おっしゃる通り、首からモノをぶら下げていると肩が凝ってしまうこともありますよね。
手前味噌になりますが、私が監修させて頂いた学研ステイフルの「ラシエンヌ」シリーズのIDホルダーは、肩こり軽減のため、軽く作っています。通常は二重のストラップを一重にしたり、カードを入れるスペースをできるだけ小さくして軽量化をはかったり。
軽いIDホルダーをお探しの方にはお勧めです。ですが、このIDホルダーの売りは重量だけではありません。軽いボディに、ビジネスパーソンに必要な様々な機能を詰め込んでいます。
ポイントのひとつは、鏡がついていることです。会議や打ち合わせの前に、ちょっと鏡を見たいという方は多いでしょう。歯にお昼のバジルがついていないか? 髪の毛がはねていないか? 心配になりますからね。お手洗いに行くのは手間ですが、いつも身に付けているIDホルダーに鏡がついていれば、すぐに確認できます。
鏡かあ。俺には関係ないな……という声が一部の男性から聞こえそうですが、もったいない。男女は関係ありません。プレゼンがばっちりでも、鼻毛が出ていたら台無しですからね。
このIDホルダーの強みは他にもあります。カバンでごちゃごちゃになりがちなストラップを、ミラーのカバーでこのように押さえられるようになっているのです。重量は多少増えますが、ミラーがむき出しではまずい。ならば、ミラーカバーに他の機能も持たせよう……という発想です。
軽くて多機能のIDカードホルダー。働く女性だけではなく、男性にもお勧めです。
文/菅未里
構成/佐藤喬
撮影/干川 修