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ボストンで話題のロボットレストランから考える未来の飲食店の姿

2018.10.25

ボストンで話題のロボットレストラン誕生秘話

私が住むボストンに「ロボットが調理するレストラン」として話題のレストラン「spyce(スパイス)」がある。

このレストランは、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生4人組の手によって建てられた。

レストランオープンのきっかけは、食べ盛りの大学生であった彼ら自身が抱えていた「お金をかけずに、健康的で満腹感のある食事をすることが難しい」という課題。

食費を安くしようとするとピザやハンバーガーなどの、およそ健康とはかけ離れた料理しか食べられない。

そこで、MIT卒のエンジニア4人組が「この問題を自分たちの大好きなロボットで解決しよう!」として、spyceが誕生したそうだ。

ミシュランシェフ監修のヘルシーな料理が安価な価格で提供できた理由とは?

spyceで提供されるのは、野菜、豆、鶏肉といった健康志向の食材を使った「ボウルズ」という丼料理。

通常メニューの他、ベジタリアン、グルテンフリー、ビーガンメニューも用意されており、お客の嗜好に合わせて料理を選択できるようになっている。

レシピは、ニューヨークのミシュランレストラン「ダニエル」のシェフであるダニエル・ボール―ド氏監修で作られており、なかなかの味である。

ボウルズの価格は1つ$7.5と、ボストンで同様の料理を提供している店の価格と比較すると圧倒的に安い。

ダウンタウンの一等地にあるにも関わらず、この価格を実現できた理由は徹底的なコストカットにある。

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