「日本人は周りの目を気にし過ぎる」
海外と比較したときにしばしば耳にするこの定説。周りの目が気になって、ここぞという時に思うような発言・行動が出来なかったという経験は、誰にでも一度はあるのではないだろうか?
今回、そんな相手からの視線に耐えられる力「視線耐性」に関するアンケート調査が15~59歳の男女1,091人を対象に行われたようなので、早速、紹介していきたい。
「視線耐性」の低さ、若い年代ほど顕著に!
「他者の視線にストレスを感じたことがありますか?」という質問に対して、全世代の半数以上(56.5%)が「とてもある」「たまにある」と回答。世代別にみると平成世代が67.6%、昭和世代が48.8%と、平成世代の方がストレスを感じた経験が多いことが明らかに。
他者の視線が「怖い」!若い女性ほど多い結果に。
「他者の視線が怖いと感じたことがありますか?」という質問に対しても、全世代の約半数(47.4%)が「とてもある」「たまにある」と回答。こちらも平成世代が61.8%、昭和世代が37.5%と、平成世代の方が他者の視線を怖いと感じたことがある経験が特に多いことがわかった。
また、「とてもある」と回答した割合を世代別に見てみると、各世代で女性の方が多く男女差が顕著で、特に10代女性では約4割にも上り、他者の視線が「怖い」という感情は、女性の方が抱きやすいことが明らかに。
平成世代の半数以上が、人の目を見て話すのが「苦手」! 全世代でも4割以上
「相手の目を見て話すことが苦手ですか?」という質問に対して、全体の43.8%が「とても苦手」「やや苦手」と回答。中でも平成世代は53.5%が「苦手」と回答しており、直接相手の目をみて話すことが「苦手」な世代であることがわかった。
若い年代ほど、他者の視線に対して「ストレス」や「怖さ」を感じる頻度が高く、相手の目を見て話すことが苦手であり、これらの結果から、若い年代ほど視線耐性が低いということが明らかとなった。