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「陸上自衛隊式靴磨き」で革靴はどれだけ美しくなるか?

2018.10.20

年末年始は何かと物入りだ。パーティーに参加する機会もあるだろうし、正月には親戚の家を回る必要も出てくる。パーティーに参加するにも初詣に行くにも親戚の家を尋ねるにも、基本は「靴」である。せっかく一張羅を着ているのに、靴が汚いようではすべてが台無し。「お洒落は足元から」という言葉を馬鹿にしてはいけない。

全国の読者諸兄はぜひ想像していただきたい。アルマーニのスーツを着ている男の革靴が泥まみれだったら、むしろ格好悪いだろう。

そこで今回は、筆者がかつて自衛隊で学んだ靴磨きの方法を実践してみたい。

靴磨きのやり方で派閥が存在

筆者が陸上自衛隊にいた期間はほんの僅か。正直、胸を張れるものではない。だがどういうわけか射撃が上手く、僅かな間のうちに3回も部隊表彰されてしまった。

ただし、どんなに射撃が上手くとも自衛隊の基本は靴磨きである。これは新隊員訓練でみっちり叩き込まれるスキルだ。Googleで「自衛隊 靴磨き 方法」と検索するといろいろ出てくるが、実は当の自衛隊内部では議論がある。「クリームをたっぷり塗る派」と「少ししか塗らない派」だ。これはもう、派閥争いと言ってもいいかもしれない。

今回は昔お世話になったH田班長の説に添ってやってみたい。

H田班長は「少ししか塗らない派」に属する人だった。その理由は、「革も生き物だから」。あまりクリームを塗りたくるのは自然ではなく、結果的に革の本来の美しさを引き出すことができないという説をH田班長は持っていた。

代わりにブラシを3つも使う。とりあえず、以下の写真をご覧いただきたい。

今回使うクリームはKiwiの『パレードグロス無色』。ブラシは写真右からブラシA、ブラシB、ブラシCと呼称しよう。

まず、ブラシAで靴の埃を落とす。全体的に磨き上げた後、ブラシBに持ち替えてそれにクリームを付ける。

ブラシで「トン、トン、トン」と叩くようにクリームを付ける。繰り返すが、ここであまり多くのクリームを乗っけてはいけない。たとえ少量でも、それをあとで伸ばせば靴全体に十分行き届く。

その後、ブラシBでひたすら靴を磨く。やはりここはつま先を重点的に光らせたい。10分も磨くと、

クリームを付けたばかりのこの状態から、

このような感じに見事光り輝く。

ただよく見れば、赤丸で囲んだ部分に擦り跡がある。これもブラッシングで消してしまう。

隅々までクリームを行き渡らせたら、靴を一度布で拭く。

その後、ブラシCに持ち替えてさらに磨く。

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