多くの人が子ども時代に経験する、親に連れられての遠出ドライブ。助手席や後部座席に座り、ワクワクした経験、あなたにもあるのではないだろうか?
そんな幼少期に体験する遠出ドライブと幸福度の関係性を示した、ダンロップタイヤによる興味深いアンケート調査の結果が届いたので、早速、紹介していきたい。
幼少期に記憶に残っている遠出ドライブ先は親子で楽しめるスポットがランクイン! 1位は「テーマパーク・遊園地」
自家用車を所有する子持ちの20代~40代男女400名を対象に、幼少期に記憶に残っている遠出ドライブ先を尋ねたアンケートにおいて、第1位は「テーマパーク・遊園地(62.8%)」、第2位は「温泉(44.4%)」、第3位は「夏祭りや花火などの季節のイベント(36.0%)」となり、親子で楽しめるスポットが記憶に残る遠出ドライブ先として上位にランクインする結果となった。
また、幼少期に両親に遠出ドライブへ連れて行ってもらった頻度についての調査では、「1シーズンに1回程度(27.1%)」ついで、「月に1回程度(23.2%)」となり、半数以上の方が少なくとも、3~4カ月に1度は遠出ドライブへ連れて行ってもらっていたことが明らかに。
一方で、遠出のドライブ経験のない人の中で約6割の人が「(遠出ドライブが)うらやましかった」と回答。その理由としては「家族との思い出が欲しかった」が最も多く、幼少期のドライブが家族の思い出としてイメージづけられていることが見て取れる結果となった。
幼少期に遠出ドライブ経験のある人の93.2%が「幼少期の幸福度が高い」と回答 ドライブ経験のない人は52.8%に留まった
今回の調査で、幼少期に遠出ドライブ経験のある人の93.2%が「幼少期の生活で幸せを感じていた」と回答。遠出ドライブ経験のない人は52.8%と回答し、その差はなんと40%以上に達し、“幼少期のドライブ経験”が幸福度に影響を与えていることが浮き彫りとなった。
また、「幼少期の幸福度に点数を付けるとしたら?」という質問に対し、遠出ドライブ経験のない人の平均点は58.6点という結果の一方で、遠出ドライブ経験のある人は78.1点と評価ししており、遠出ドライブを経験することで約20点もの幸福度向上につながる結果に。
さらに遠出ドライブの頻度別に見てみると、今回の調査で最も頻繫に遠出ドライブを経験した(月に1回程度)と回答した人の約80%が80点以上の点数をつけており、頻度が高くなるにつれて幸福度が高くなる傾向が見て取れる。
東北大学脳科学センター 脳発達の専門家・瀧先生が解説する「遠出ドライブ経験と幸福度の関係性」とは
子供の知的好奇心を伸ばすことは、様々なことに興味を持つためにも、また学力を伸ばすうえでも重要と考えられます。知的好奇心を伸ばすには、図鑑のような本の世界と、実物を見るという現実の世界を結び付けることが有用と考えられるため、ドライブで様々なところに行き、多くの実体験を行うのは、子供の脳発達にもとても良い影響を与えると考えられます。
また、近年の研究から、良好な親子関係は子供の脳発達を伸ばすことが明らかになっていますので、親子関係の時間が長くなることは結果として子供の幸福度向上にも寄与する可能性が考えられます。これらのことから、「自由度が高い」「様々な場所に行きやすい」「より多くの実体験が可能」「より多くの親子の時間を過ごすことが可能」という遠出(長距離)ドライブは、子供の知的好奇心を伸ばすことに効果的であると考えられるため、結果として、子供たちの主観的幸福度を高める効果があると考えられます。