海外旅行や道案内の際に便利なGoogle翻訳の音声入力
海外旅行に出かけた時や外国人観光客に道を尋ねられた時に役立つのが、音声入力での翻訳だ。ホーム画面のマイクアイコンをタップ、マイクに向かって話すだけで指定した言語へすぐに翻訳してくれるという手軽さなので、スマホ操作が苦手(文字入力が苦手)という人にもおすすめだ。
同様の機能として、会話入力での翻訳という手段もある。違う言語で会話をする時に、音声識別でごくごく自然な感じに翻訳してくれる機能で、ある意味で“言葉の壁”を意識せずに互いに話すことができる。使い方も同様にシンプルで、英語で話すときは「English」のマイクアイコンをタップして話し、日本語で話す際は「日本語」のマイクアイコンをタップして話すだけだ。
Google翻訳のリアルタイムカメラ翻訳、精度はどう?
Google翻訳にはカメラ入力での翻訳という機能も備わっている。ただ単純にカメラで捉えた文字を、別の言語に翻訳して文字に起こす機能もあるが、カメラをかざして文字をリアルタイムに翻訳するという「リアルタイムカメラ翻訳」という機能も存在する。
使い方は、ホーム画面から、「カメラ入力」のマークをタップしてカメラを起動し、目のアイコンをタップする。すると、目のアイコンが緑色になり、リアルタイムカメラ翻訳が利用できるようになる。
「ここにテキストを合わせます」と表示される部分に翻訳したい文字列を合わせると、指定した言語に翻訳できるという画期的な方法ではあるが、現状そこまで精度は高くない。ちなみにある英文を日本語に翻訳してみたものが下の画像になるが、文字の大きさがバラバラになってしまったり、正確に翻訳されない場合が多いことが分かる。
ただし、例に挙げたような長文ではなく単語などを手軽に翻訳したい際には便利な機能であるといえるだろう。
Google翻訳で“言葉の壁”が無くなる日も近い?
これまで見てきたようにGoogle翻訳の精度は確実に向上しているのは間違いなく、しかも手軽に利用することができる。「これから英語を勉強する必要はない」とまでは言わないが、違う国の人同士が“言葉の壁”を超えて簡単にコミュニケーションを取れるようになっており、その壁が無くなる日も近いかもしれない。
文/praia