2000系は通勤をどう改善するのか? 東京メトロに聞いてみた
さてこちらの新型車両、実際に営業運転されるのは2019年2月からの予定だが、通勤で毎日乗る! という人も少なくないはず。そこでこの新型車両によってどんな通勤改革が起こるか、東京メトロ車両部設計課荻野智久課長に質問をしてみた。
インタビューに応える東京メトロ車両部設計課 荻野智久課長
「今回の車両は『社内横断プロジェクト』で出されたいろいろなアイデアを採用した車両です。毎日乗っていただく通勤車両だからこそ、この車両がホームに登場したときにワクワクするようなデザインにしました。丸ノ内線らしく赤と丸を基調とした大胆なデザインです。また、空調も最新機器になり、快適な車内空間になっています。コンセントに関しても乗車時間が短くてもあれば便利かもということで設置してみました。ほかにも見えないところですが毎駅ごとに流れる車内放送に使うスピーカーもより聞き取りやすい高音質のものを使用しました。以前日比谷線で社会実験をさせていただいたように音楽を流すことも可能です。毎日ご利用いただくからこそ、細かい所にも気を配りました」と語った。
丸ノ内線新型車両2000系は各種試験走行を行ったのち2019年2月ごろに営業運転をスタートし、既存の車両を置き換えていく予定だ。ちなみに、銀座線1000系にはレトロ調の特別編成も存在するが、今回の2000系に関しては「今のところ予定はない」(荻野さん)とのことだ。
今からデビューが待ち遠しい新型丸ノ内線に注目!
取材・文/村上悠太