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修理のプロ教える、間違いだらけの炊飯器の使い方

2018.10.23

家電の使い方

今秋、注目の炊飯器の新モデル。良いものだからできるだけ長く使いたいもの。そこで、故障や修理の事例に詳しい家電総合エンジニアに、間違った利用例を 教えてもらった。あなたは正しく使ってる!?

本多宏行さんテックマークジャパン 業務部 クレームチームチーフ
本多宏行さん
延長修理保証プログラムの設計と運営を行なう同社で、修理請求があった場合に内容が正しいかを判断する修理精査業務を担当。「総合家電エンジニア」資格を持ち、チームを牽引。

簡単そうで、実はトラブルが多い!?炊飯器

【Mistake 01】24時間以上、保温をくり返すと
ご飯の異臭が加熱板のゴムパッキンに付着することも

食事の時間がバラバラな家族に便利な保温機能。しかし「24時間以上保温すると、ご飯から異臭や黄ばみが発生します。長時間の保温はおすすめできません」と本多さん。さらに、それを繰り返すと加熱板から異臭を取り除けなくなり、結果的に内釜や外蓋まで交換必要になる場合もあるという。延長保証に加入していれば無償で修理が受けられるかといえば、「残念ですが、異臭の付着などに関しては、機器の故障ではないので延長保証対象外です」。一度炊いたら食べ切るか、冷凍保存するのが良いようだ。

24時間以上、保温をくり返すと ご飯の異臭が加熱板のゴムパッキンに付着することも

【Mistake 02】ふきんで蒸気ブタをふさいではいけません!

蒸気の出ない蒸気レス炊飯器もあるが、通常タイプであれば、使用中は蒸気ブタから勢いよく蒸気が吹き出す。蒸気レス炊飯器も、メニューや水加減によっては蒸気が発生することも。本多さんは、「どちらのタイプも本体をふきんなどで覆ってしまうと、蒸気がこもって操作部分のボタンなどが熱変形する原因になります」と注意する。また、本体から上方向に約30cmの空間だと指摘する。「近くに遮蔽物があると、蒸気がこもって結露し、それが原因で遮蔽物側も損傷する可能性もあります」。空間が取れない場合は、その都度、結露を拭き取るなどの配慮が必要だ。

ふきんで蒸気ブタをふさいではいけません!

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