「あとで払うね！」3人に1人が返って来なかった経験あり

会社の飲み会や、休日のおでかけ、ホームパーティーの買い出しなど、楽しいイベントには割り勘や立て替えといった「お金のやりとり」がつきもの。その場できっちり精算できればいいけれど、時には“もやもや”することもあったりする。良好な人間関係を築く上で必要不可欠なお金のやりとり。だからこそ、“もやもや”が起こることもあるのではないだろうか。

そんな「お金のもやもや」に関する興味深いアンケート調査が、お金を「おくる、もらう、払う、チャージ、口座に戻す」がすべて無料のスマホアプリ「pring(プリン)」を提供する株式会社pringによって実施されたので、紹介していきたい。

お金の貸し借りをしてもいいと思う相手、1位は「親」

Q1：お金の貸し借り（立て替え含む）をしてもいいと思える相手をお答えください。（複数回答、n=300）

立て替えを含む、お金の貸し借りをしてもいいと思える相手は、1位「親」60.7%、2位「兄弟姉妹」31.7%と、家族が上位となった。3位は「恋人」だが、回答したのは11.3%。恋人とはいえ、他人とはお金の貸し借りをしたくないと思う方が多いようだ。

「同性の友人」は7.7%と、1割未満となった。身近な女友達とであっても、お金の貸し借りをしたくないと思うのはなぜなのだろうか。具体的にお金のやりとりが発生するシーンでの女同士のあれこれに関する調査結果を見ていこう。

3人に1人が「あとで払うね」が返ってこなかった経験あり！

Q2：女性の友人・知人と割り勘や立て替えをした際に、相手に手持ちがないなどの理由で「あとで払うね」と言って、そのままお金が返ってこなかった経験がありますか。（単数回答、n=300）

割り勘や立て替えたお金の精算をする時に、ちょうどの金額がなかったり、現金の手持ちがなかったりということは起きうるもの。女性の友人・知人が「あとで払うね」と言ったきり、そのまま返ってこなかった経験があるかを尋ねるアンケートが実施されたところ、「複数回ある」21.0%、「一回だけある」12.3%を合わせて、33.3%の方が女性の友人・知人からお金が返ってこなかった経験があることが明らかになった。

お金を返さない女友達との関係性や信頼に生じる変化とは？

Q3：女性の友人・知人が「あとで払うね」と言ってそのままお金が返ってこなかった経験が「ある」と回答した方にお聞きします。そのようなことがあった場合、相手との関係性や信頼にはどのような変化がありますか。（複数回答、n=100）

前問で女性の友人・知人から「あとで払うね」と言ったお金が返ってこなかった経験が「ある」と回答した方に、その相手との関係性や信頼にどのような変化があるかを訪ねるアンケート調査が実施された。全体で最も多い回答は「二度とお金の貸し借りはしなくなる」66.0%、次いで「食事や遊びに誘わなくなる」38.0%となった。お金が絡む場面を避けるという方が多く、特に30代が多く回答している。

「とくに変化はない」との回答は16.0%で、8割以上がお金を返してくれない相手との関係性において、なんらかの“もやもや”した感情を抱くことが明らかに。

特に20代ではその相手に対する感情に変化が起こるようで「その人の楽しそうな様子を見るたびにイライラするようになる」27.1%、「なんとなく気まずくなる」20.8%、「顔も見たくないほど嫌いになる」18.8%、「その人のSNSに『いいね』をしなくなる」10.4%の回答割合が30代と比べて多くなっている。最近、友達がよそよそしくなった、SNSにいいねをしてくれなくなった、と思ったら、その人とのお金のやりとりに関して思い返してみるといいかもしれない。

8割以上が「お金返して」の言いにくさを感じている

Q4：女性の友人・知人が「あとで払うね」と言ってそのままお金が返ってこなかった経験が「ある」と回答した方にお聞きします。あなたは、女性の友人・知人に「お金を返して」と言えますか。最もあてはまるものをお答えください。
（単数回答、n=100）

女性の友人・知人からお金が返ってこなかった経験がある方に対し、「お金を返して」と言えるかどうか聞いたアンケートにおいて、「相手に関わらず、言える」という方は2割以下の17.0%となった。最も回答割合が多いのは「仲のいい人なら言えるが、あまり親しくない人には言えない」48.0%で、半数近くが回答しています。「相手に関わらず、言えない」は28.0%となった。相手との関係性によって違いはあるものの、女同士で「お金を返して」とは、多少なりとも言いにくさを感じる言葉のようだ。