データ処理能力はナンバーワン
EOS(イオス)
優秀な開発陣が揃い今年最も注目を浴びる仮想通貨
何と、イオスのデータ処理能力は毎秒数百万件とされている。これは処理能力の高いイーサリアムやXRPの数千倍に達する件数だ。まだ、どんな分野で強みを発揮するのかは未知数な部分が多いものの、データ処理という基本性能の高さから、日常の支払い手段として普及することへの期待感は強い。今年中に、さらなる機能面でのアップデートも予定されている。
〈あらしょー’s CHECK〉発行開始は2017年6月と新しいですが、様々な仮想通貨を開発してきたスタッフが集結したことで当初から注目度が高かったといえます。現状は、投資家の期待にデータ処理能力の高さで応えたといえるでしょう。
ビットコインの問題点を解消
Litecoin(ライトコイン)
支払い手段としての実用化に最も近いアルトコイン
データ処理能力が遅いといったビットコインの問題点を解消することを目的として、元グーグルのエンジニアが開発。性能面では新しい通貨に抜かれてしまったが、実用化に向けた実験は数多く行なわれており、今年4月からは米国のクレジットカードの決済を手がける会社と提携し、実際に店舗などでアルトコインを支払いに使うための取り組みをスタートさせている。
〈あらしょー’s CHECK〉海外には仮想通貨を使ったデビットカードというものがあり、VISA加盟店で使える米国の「Shift」という仮想通貨デビットカードにライトコインが対応することも決まっています。
取材・文/松岡賢治