子どもの歯をどう守る!? 親にできる予防ケアとは?
では、子どもの歯の虫歯予防のために、親ができることはあるのでしょうか?子どもは自分ではうまく磨くことができませんし、歯磨き自体を嫌がる子どもも少なくありませんよね。三木先生ご自身もお子さまがいらっしゃいますが、仕上げ磨きなどでアドバイスがあればお聞きしたいです。
三木先生「やはりお母さんの後磨きが重要です。お母さんも赤ちゃんや小さいお子さまの歯磨きはよく分からないし難しいですよね。傷つけてしまいそうで優しく磨き過ぎているケースが多いです。
でも、遠慮しちゃダメです! 口の中に手を入れてしっかり口を広げて磨いてあげてください。できればヘッドライトで照らしながら行うと見やすいです。
それから、子どもの歯は隙間がとても多いので、Y字のフロスを使って隙間もしっかりキレイにしてあげてください。フロスをする習慣をつけましょう。
磨くときは、子どもを「ゴロン」させているお母さんが多いと思いますが、立ったままでも磨けるようにならないといけません。お母さんができるようにならないと! ただ、無理矢理力づくでやってしまうと、子どもが歯磨きを嫌いになってしまいます。優しく声を掛けながら、愛情を持って磨いてあげてくださいね。
毎日の歯磨きを欠かさないようにするには、家のいろいろな場所に歯ブラシを置いておくのがおすすめです。洗面所やキッチンのほか、お風呂の中やベッド脇にも。子どもの機嫌が良い時にいつでも歯磨きができるようにしておくのです(笑)。寝室での歯磨きは、ぶくぶく不要な歯磨き粉を用意しておけばそのまま寝られますから、お母さんも面倒じゃないですよね。面倒に感じるとついサボってしまいますので。」
なるほど……母親って大変ですね。しかし子どもの歯を守ってあげられるのは親だけ。乳歯は生え変わるとはいえ、歯は一生ものだからこそ歯磨きの習慣を含めてしっかりケアしてあげたいですよね。
ほかに注意すべきこととして、「歯磨き粉」についても教えてくださいました。
三木先生「口の中は非常に吸収率が高いんです。飲むよりも、舌の下に入れた方が効く薬があるほどで…。ですので、特にお子さまが使う歯磨き粉は、身体に良いものを選んでください! 歯磨き粉に使われている成分でよく見かける「フッ素」は、歯をキレイにするという点では確かに有効ですが、身体にとっては決して良い成分ではありません。大人もそうですが、出来るだけ天然由来の身体に優しいものを選んでください。
当院では、「にこたん歯磨きジェル」をおすすめしております。生体内にあるポリリン酸を虫歯予防に一番有益な形で抽出した分割ポリリン酸が入っています。もともと生体内にある物質なので、安心安全です。歯の再石灰化力も非常に強く、歯をコートしてくれるので、虫歯になりにくくしてくれる非常に効果の高い歯磨き粉です。イチゴ味でお子様にも大人気です!」