スマートフォンは個人情報の宝庫だけに、いざという時のリスクに備えておきたいところ。今回はWi-Fi接続時の安全対策をチェック!
Wi-Fi接続時のセキュリティー
フリーWi-Fiスポットの中には、不正にデータを取得する悪質なものも存在する。万が一そうしたスポットに接続してしまったとしても、やりとりするデータを暗号化する方法を知っておけばリスクを低減できる。
[私はこんな目に遭いました]
ホテルのWi-Fiにつないだつもりが、勝手にアダルトサイトに接続。よく表示を見るとホテルの名前と似た、全く別のWi-Fi……しっかり確認を!
外出先でWi-Fiを使う時はココに気をつけよう
■ネットワーク名を確認
正式なWi-Fiスポットを装ったニセのスポットにうっかり接続しないよう、SSIDの名称には要注意だ。
■鍵マークの有無を確認
SSIDの隣に鍵マークが付いているWi-Fiスポットは、データが暗号化されているので安心できる。
Wi-Fi設定に出てくるSSIDの隣にあるアイコンにカギが付いていれば暗号化されているということ。
■ビジネスでの利用、クレジットカード番号を入力してのショッピングは極力控えよう
不安な時は利用を情報収集のみにとどめるのも手。どうしても重要な情報のやりとりが必要な時はVPNを使うなどの対策がオススメ。
〈安全に接続するには?〉
「https://」のサイトに接続
URLに「https://」と記述されているサイトは、やりとりする情報が暗号化されているのでリスクは抑えられる。
VPNサービスを利用しよう
情報すべてを暗号化する「VPN(※)」のサービスを使うことで、データのやりとりなどをする際も安心感が高まる。
「ノートン Wi-Fi プライバシー」(2990円/年)などをはじめ、いくつかアプリやサービスがある。
※VPN(Virtual Private Network)は訳すと「仮想専用線」。インターネット上に仮想の専用線を設け、安全なルートを確保した上で重要な情報をやり取りすることにより、盗み見や改ざんなどの脅威から大切な情報を守る。
取材・文/佐野正弘