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エロデューサーが仕掛ける完全会員制の明るい「猥談バー」って何だ?

2018.09.28

それは「エロデューサー」のバーイベントから始まった

 月に1~2回、都内のバーを一晩借りて、明るい猥談に興じる「猥談バー」というイベントが行われていたのを、ご存知だろうか?

 発起人は、佐伯ポインティさん(25)。2017年9月に勤務先を退職し、「エロデューサー」という肩書で「男女楽しめるエロスのあるコンテンツ事業」を始めた。その一つが猥談バーである。

「エロデューサー」として様々な仕掛けをする佐伯ポインティさん

 例えば、7月に銀座のバー「PORTO」で行われた「猥談バー」。この回は収容人数の関係で17~20時と20~23時の2部制に分かれ、満員御礼のややひしめき合ったなかで、参加者たちは猥談を楽しんだ。

 佐伯さんは「最近ご主人様と奴隷になった2人組、セックス依存症を治療中の男性、ハプニングバーが大好きな女性……いろんな人が来ましたね~! 友達にしか性的に興奮できない人がいて、いそうでいない、新しいタイプの性癖の人にも会えちゃいました」と、その時のもようを語る。

 料金に参加費用というものはなく、開催されるバーのチャージやドリンク代をふつうに払うだけという良心設定。「行きたいけど、話せる猥談のレパートリーがない」という人でもOK。「童貞や処女の人も来るし、猥談を聞きたいだけの人も来ます。猥談を楽しみたい人は大歓迎です」と佐伯さんは言う。過去には「付き合う男子全員女装させて襲わせるガール」や「既婚者7人と社内不倫した新卒2年目女子」など濃すぎる方々が参加。聞き役に徹するだけでも、十分楽しめそうだ。ちなみに、約束事は「他人の性癖・性体験を否定しないこと」だけだという。

とある「猥談バー」で盛り上がる参加者の方たち

そして常設店としての「猥談バー」の発足へ

 もともと不定期に開催されてきた「猥談バー」だが、認知度が高まり自然な流れとして、「猥談バーを常設して、永遠に猥談できる場所を」と佐伯さんは考えた。12月に実店舗としてオープン予定だが、その名もやっぱり「猥談バー」。具体的な場所は秘密だが、JR阿佐ヶ谷駅近辺の店になるという。

 佐伯さんは、そのコンセプトについて、次のように話す。

「僕、飲み会でエロい話になる流れが大好きなんですけど、エロい話好きな人もいれば、あんまり好きじゃない人もいるじゃないですか。だったら、エロい話が大好きな人だけで集まって話せば最高じゃん!!ということで、猥談バーを常設することにしました。」

 常設バージョンの「猥談バー」は完全会員制で、会員だけが猥談バーに入れる。会員資格は「エロい話が好き」と自認する人のみ。なおかつ、既存会員の紹介が必要となる。会員にはグレードがあり、最初は「かわいみピンク」。来店のたびに「1エロマイレージ」が貯まり、「アゲみシャンパンゴールド」、「ヤバみプラチナマグナム」とグレードが上がっていく。そして、「アゲみシャンパンゴールド」の会員だけが、新会員を紹介できるという仕組み。なお、会員の期間は1年間。更新するには、以前と変わらず猥談が好きで、年会費を支払えばOK。

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