恋愛感情は、障害が多ければ多いほど高まるとよく言われる。しかし、その障害があまりにも大きく、乗り越えられない場合も無きにしもあらずだ。「遠距離」はもっともポピュラーな恋愛における障害ともいえるが、では、社会人で遠距離恋愛中のカップルはどのような考えを持ち、また、どのように関係維持に努めているのだろうか?
25~34歳の恋人のいる男女の4人に1人は「遠距離恋愛中」
今回の調査対象の恋人がいる25歳~34歳の男女のうち、「現在遠距離恋愛ではない」という回答は全体では約7割となる69.4%という結果だった。一方で「すでに遠距離恋愛である」との回答が24.9%という結果で、男性の28.1%、女性の21.7%が「遠距離恋愛中である」ことが判明。
さらに、「近々遠距離恋愛になってしまう予定だ」という回答は、男性が4.8%、女性が3.9%という結果に。25歳~34歳の恋人のいる男女の29.2%、つまり約3割の男女が今回の調査条件である恋人と会うために2時間以上の移動時間が必要な状況である、または「もうすぐそうなる予定である」ということが調査結果からわかった。
恋人のいない男女の6割は、「遠距離になっても恋愛に影響しない!」と回答!
最初の質問で「現在遠距離恋愛ではない」と回答した男女320名に、「もし遠距離恋愛となった場合交際を続けますか?」と尋ねたアンケートにおいて、全体では58.8%が「交際を続ける(遠距離は関係ない)」という回答で、次いで15.6%は「交際は続けるが状況をみて判断する」、そして約4人に1人となる22.5%は「そうなってみないとわからない」という結果に。ごく少数ながら「交際をやめる方向で考える」が1.6%、「ありえないので交際をやめる」が0.9%(女性のみ回答あり)という回答もあった。
全体では約6割の男女は、「恋愛には遠距離は関係ない」という信念を持っている一方で、残り約4割近くの男女は「状況を見てから判断する、または、そうなってみないと分からない」という考えであることが調査結果からわかった。
遠距離恋愛で一番心配なことは、やはり「交通費」と「〇〇」の低下!?
続いて「現在遠距離恋愛でない」男女に、「もし遠距離恋愛となった場合に心配な事は何ですか?」というアンケートが実施された。回答ボリュームとして多かったのは、やはり「交通費」の52.8%で、半数以上から回答があった。また、「コミュニケーション頻度の低下」「会う頻度の低下による疎遠」が、それぞれ43.4%、45.9%となり、ほぼ同じ割合に。
また、「相手の浮気」は19.7%で、この項目に関しては男性の13.8%より女性が25.0%と高い割合となり、男性より女性の方が相手の浮気を心配しているという結果となった。現在遠距離恋愛ではない状況で、遠距離恋愛で想定される心配事がとしては、「交通費」「コミュニケーション」「直接会う」という3つの項目に強く関心があることが調査結果から分かった。