納豆のおすすめの食べ方
では、納豆はどのように食べると美味しく、栄養的にも良いのだろうか? おすすめの食べ方や、効果的な食べ合わせなどを松永さんに伺った。
サラダなどにかけて、ビタミンCと組み合わせる
「納豆の栄養素で不足しているのが、ビタミンCです。大根おろしやキャベツの千切りなどのサラダ類に、納豆をドレッシング的にかけて食べるのは良い方法です。おすすめは、ビタミンCの含まれるトマトを使った納豆サラダですね。納豆は甘みと相性がいいので、トマトも酸味より甘みの強いものと合わせるのがおすすめです。納豆は油とも相性が良いので、オリーブオイルをかけるとより美味しくいただけますよ」(松永さん)
油を加えてイタリア風・中華風などに
「納豆は油との相性も抜群です。オリーブオイルでイタリア風納豆に、ごま油で中華風納豆になります」(松永さん)
小倉納豆トーストにする
「納豆は甘いものと合わせて食べても美味しいです。納豆を小倉餡と一緒にあえて、バターを塗ったパンに乗せるのがおすすめです。食物繊維が豊富になります」(松永さん)
大根おろしと組み合わせて粘りを減らす
「納豆の粘りが苦手な場合は、大根おろしなどの水分の多い食材と組み合わせると、粘りが少なくなります」(松永さん)
納豆サラダやオリーブオイル、小倉餡とあえるなど、意外な食べ方が登場した。毎日の納豆に飽きたら、ぜひ試してみたい。
松永 進(まつなが・すすむ)さん
昭和29年から続く、全国納豆協同組合連合会の専務理事を務める(2002 年~)。一般消費者の納豆に関する素朴な質問から、納豆製造事業者のための新規法令の運用手順まで、幅広い知識を有する。納豆業界の健全な発展を望み、日々事業者をサポートしている。
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。