仕事の接待の関係で、急にゴルフのラウンドデビューをしなければならなくなったなんてことはよくあること。しかしゴルフの「ゴ」の字も知らない人もいるのではないだろうか。そこで今からまさにゴルフを始める超初心者に向け、ゴルフコーチの大塚友広さんに、今さら聞けない基本のキを教えてもらった。
ゴルフのルールがまったく分からない超初心者へ
「今度ゴルフコンペやるから練習しといて」上司からそう言われたものの、「ゴルフって実際どうやるの?」状態。そんな超初心者に向け、今さら聞けないゴルフの基本ルールを大塚さんに教えてもらった。
「ゴルフを始めたての人の場合、把握しておくべきルールはそこまで多くありません。 それよりも、4人一組で回るスポーツのため、周りの人に対する気遣いや、迷惑をかけない プレーを心がけることが大切。最低限覚えていただきたいルールとしては次のものがあります」
1.各ホールのゴールである「カップ」という穴から遠い順にボールを打っていく。
2.カップに入るまでの打数が少ない人が勝利。
3.白杭よりも外に出たボールは「OB」となり、ペナルティが課せられる。白杭より外から打つことはできない。
「その他は、速やかなプレー進行のために、ゴルフ場ごとに設定されているローカルルー ルを確認してからプレーに臨みましょう」
ゴルフのラウンドデビューまであと一ヶ月!スケジュールは?
上司からの誘いは、ちょうど一ヶ月後。4週間でラウンドデビューレベルまで持って行くためのスケジュールを大塚さんは次のように立てる。
「何よりも先決なのが、“ボールを前に打つこと”です。一ヶ月でデビューに向かう場合、綺麗なスイングフォームなどは一切気にせずに、とにかく“ボールを前に運ぶこと”を考えましょう。週に2回練習できたとしても、4週間なのでたった8回の練習でコースに向かうことになります。初心者が一番時間のかかる、グリーン周りでてこずらないように、またプレーの進行を妨げないように、SW(サンドウェッジ)を使って、10ヤード、20ヤード、30ヤードと3つの距離を打ち分ける練習からスタートしましょう。
その後PWのショット、7アイアンの ショット、ドライバーショットと続けていきます。 家では可能であれば毎日、パターの練習を行いましょう」