日本で最もせっかちな都道府県民はどこなのだろうか。ドコモ・ヘルスケアが以前、「ムーヴバンド3」の早歩き歩数データを用い、日本で一番せっかちな都道府県はどこか調査を行なった。その結果が興味深いので紹介しよう。
「ムーヴバンド3」は腕に着けるだけで、歩数・睡眠(時間/状態)・消費カロリー・移動距離などが計測できるウェアラブル活動量計。腕につけて生活すると「歩数」「移動距離」といった運動の量だけではなく、「走行」「早歩き」「歩行」といった運動の強度や、睡眠時間と睡眠の状態(深い・浅い・覚醒)などもアプリで確認することができる。この調査は、そんな「ムーヴバンド3」利用者男女1万362人の居住都道府県と歩行歩数および早歩き歩数のデータをもとに実施したところ、歩行総数に対して早歩きの割合が最も高い、「日本で一番せっかちな県民」は、神奈川県民であることが判明したというのだ。
日本で「最もせっかちな都道府県民」は、神奈川県民!
「ムーヴバンド3」の利用者のデータを基に、早歩き率を都道府県ごとにランキング化したところ、第1位は神奈川県で早歩き率は平均29.2%だった。2位以下は、東京都、埼玉県、千葉県と続き、上位を関東地方の都と県が占めた。その一方で、数値が最も低く、一番のんびりしていた鳥取県の早歩き率は平均12.3%、早歩き歩数は590歩で、1位の神奈川県とは1568歩も差があった。ちなみに早歩きと歩行の合計歩数においても神奈川県は第1位で、1日平均7400歩、最も合計歩数の少ない県は山口県で、1日平均4458歩だった。
大阪府民よりも東京都民の方がせっかち!
日本の二大都市である、東京都民と大阪府民の早歩き率を比較すると、東京都民の方が1日3%も多く早歩きしていることがわかった。歩数全体では、ほとんど数値に違いがないにも関わらず、早歩き歩数では、東京都が1日平均209歩も多いという結果になった。
大阪府民は、「せっかち」というイメージを持たれがちだが、歩行に関する傾向・データから見ると、実際は大阪府民より東京都民の方がせっかちであることが判明した。
【調査概要】
調査主体:ドコモ・ヘルスケア
調査期間:2016年3月~10月
調査対象:「ムーヴバンド3」を利用している18歳から91歳の男女1万362人(男性:5629人/女性:4733人)
調査方法:「ムーヴバンド3」の利用者の運動データ(「歩行歩数」「早歩き歩数」)および居住地の集計・分析
※「早歩き歩数」にジョギングやランニングなどの走行歩数は含まない
※ムーヴバンド3において4.3METs(約93m/分)を「早歩き」と定義している
文/編集部