寺井:次は、盛岡の音楽教室のCMです。これは有名ですよね。
高橋:ああ! あれは僕も知ってます。取材中だから躊躇われるけど、見たら絶対泣く。
高橋:……(泣)
寺井:……(微笑)
高橋:……、いや、なんで微笑んでるんですか
寺井:スッキリされたんだろうなと思いまして嬉しくなりました。
高橋:これ何回見ても泣けるわ……。この辺のCMは割と有名ですが、あまり知られていないかもしれない動画って何かありますか? 寺井さんが特に泣いてしまうようなものとか。
寺井:僕は、宮沢りえさんが主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画がものすごく泣けますね。予告編はYouTubeに動画があります。
高橋:確かに、予告編だけでもうちょっと泣ける。もっといろいろ見たくなりますね。他のタイプのものはありますか?
寺井:あと、泣きのツボとしては、「歌モノ」というのがありますね。泣けるショートアニメ付きのミュージックビデオなんですが。
高橋:だめだ、一回涙腺がゆるむともう完全に崩壊する(泣)。これデトックスになります。
寺井:涙のストレス発散効果は1週間続くので、週一で涙を流せば、ずっと元気でいられます。
高橋:僕も会社員時代、トイレに隠れて泣いていた時期はありました。その時も実はスマホで動画を見ていて、泣ける動画で有名な、鉄拳の「振り子」とか、東芝のLED電球のCMとか、東京ガスの定年退職のCMとかを見て泣いてました。どれも本当に名作ですよね。PIXARアニメも大概泣くし、最近で言うと高校野球で地元の金足農業の毎試合で号泣。映画は「カメラを止めるな!」も泣いたし、マンガだとドラえもんも泣けるし、あと本だったら忠犬ハチ公。娘が「パパ好き」と言ったら泣きますね。
寺井:めちゃくちゃ泣きやすいじゃないですか。
高橋:最後に、月曜がツラくて苦しんでいる全国のビジネスマンにアドバイスをお願いします。
寺井:自分は泣けない、という人もいるかもしれませんが、泣かない人はいません。泣きのツボというものは、人それぞれ違います。例えば親子愛とか、おばあちゃんものとか、動物ものとか。試しに、YouTubeなどで、「泣ける○○」などいろいろなワードで検索してみて下さい。100本見たら1本は絶対に、自分にとって鉄板の「泣き動画」が見つかります。今はもう男女問わず、人前で泣いてもおかしくない時代になりました。ぜひ週に一度、涙の力でデトックスを。あと最近私、銚子電鉄のお土産に「まずい棒」というお菓子を作りまして、銚子電鉄の経営状況がマズいということで作られたものなので、これもある意味泣けますのでよろしくお願いします。
高橋:ちょっとそれはよくわかんないです。
【話し手プロフィール】
寺井広樹(てらい・ひろき)
涙活プロデューサー。泣ける映画・音楽・詩の朗読などテーマを変えて、月1ペースで涙活を開催。「離婚式」の発案者としても知られ、約600組の挙式に携わる。 『涙活でストレスを流す方法』、『企画はひっくり返すだけ!』など著書多数。
【聞き手プロフィール】
高橋晋平(たかはし・しんぺい)
株式会社ウサギ代表取締役、おもちゃクリエーター。あらゆるジャンルを「遊び化」することを考え、月曜日を楽しくする方法の研究もしている。開発商品に、新カードゲーム『グーチョキパーダラピン』や、相手を想い出したことを伝える鳩時計「OQTA HATO」など。新しい企画を“仕組み”で生み出すメモの技術を解説した書籍 『企画のメモ技』を2018年に出版。
※「月曜クラブ(月ク)」にご興味のある方は、Facebook、Twitterをフォローしてみてください。
Facebook 月曜クラブ(月ク)https://www.facebook.com/getsuyouclub/
Twitter 月曜クラブ(月ク)https://twitter.com/getsuyouclub