品薄ジャパニーズウイスキーは空きビンでさえプレミアム価格
世界的ブームと原酒不足が重なり品薄となり、国産ウイスキーの相場が暴騰している。中でも人気が高いのはサントリーのシングルモルト『山崎』だ。定価8500円の12年もので20万円台、25年もので50万円超、1980年代初頭のシェリーウッドピュアモルトになると優に60万円を超える。「メルカリで出品できるのは新品未開封品のみ。また、空きビンと化粧箱のセットで高い値がつくものもあります。『十四代龍泉』など日本酒の希少銘柄も高額で取引されています。ただし、仕入れ販売には酒類販売免許が必要なので、ご注意を」(山口さん)。贈答品としてもらったまま眠っているお酒にお宝が隠れているかもしれない。
空きビンと化粧箱のセット。ビンにはシリアルナンバーが付いている。未洗浄のため中身はないが香りは楽しめる。
化粧箱や保護シート、パンフレットがすべて揃う。発売時の定価は12万5000円だった。
豪華30面カットのクリスタルボトルに入る、希少な30年もの完品。定価は12万5000円。
すでに終売となったニッカウヰスキーのシングルモルト。定価2万2485円が6倍以上の値をつける。
〜解説してくれた常勝の「メルカリスト」〜
宇田川まなみさん
〝メルカリ師匠〟の異名を持つ秒速で商品を売る物販コンサルタント。著書『プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんメルカリ』はメルカリユーザーのバイブル。
山口裕一郎さん
音楽の道を断念し、この世界へ。30代で買い取り・代行販売、コンサルティングなどを行なう㈱クローリーを設立。オークションだけで、年間数千万円を売り上げる。
取材・文/安藤政弘