一日一回は人と会話を
ネット情報は時に役立つこともある。完全に断つというよりも、もう少し柔軟な対策がこのデジタル時代には必要になってくるといえる。
「遠くの好き勝手なことを言いまくる大勢の他人よりも、一人の身近な人の方が、ずっといいのです。よってネットで色々と情報を集めていたとしても、決してそれだけにのめり込まないこと。それより、誰でもいいので、身近な人と、できれば一日一回は話すように心がけましょう。パートナーの方が理想ですが、むずかしければ友達や家族でも大丈夫ですし、それもむずかしければ、メンタルクリニックやカウンセリングを利用するのも一つの手です」(ゆうき先生)
こんな調査結果もある。一般社団法人日本メンズファッション協会「いい夫婦の日」をすすめる会が実施した「『いい夫婦の日』2017年度夫婦に関するアンケート調査」によると、夫婦円満のために大切なことは「話をする・聞く」がトップで57%という結果となっていた。
この情報過多のデジタル社会においては、一人の生身の人間、特にパートナーとしっかり向き合い話すことが、迷路に迷い込まないためにも、パートナーとうまくやっていくためも重要といえそうだ。
【取材協力】
ゆうメンタルクリニック総院長 ゆうきゆう先生
精神科医 東京大学医学部卒業。「マンガで分かる心療内科」など心理学に関するマンガ・書籍を発行。総発行部数は300万部を超える。
ゆうメンタルクリニック http://yucl.net/
ゆうスキンクリニック(東京脱毛クリニック) https://yubt.net/
取材・文/石原亜香利