ジェンダーロール(性役割)を暗に押し付けているとの懸念も
さてホッコリムービーとは打って変わって。
多様性をとても大切にするアメリカですから、こうした“決めつけ”や“押し付け”というものに敏感なところがあります。つまり青だから「男」とか、ピンクは「女」とか、そういった暗に社会で決められたルールですね。
「こうしたイベントは、性別に対するステレオタイプの植え付けを助長するのではないか?」と懸念する声も多かったりします。今は多くの場合色でその性別を指していますが、少し前は「Wheel or Heels(ホイールかヒールか)」、「Bat or tu-tu(バットかチュチュか) 」という分け方もあったとか。社会が期待する性役割を強調していると捉える人は、当事者であるママさんから若者まで居るようです。
日本ではまず無い捉え方と深刻さであります。
DIMEのよみ
こちらの海外カルチャー、日本のママ達の間でも間違いなく流行る気がいたします。なにしろママ友会を盛り上げるネタになりますからね。“バエ”もするし、ムービージェニックにもなる。もはやそれ等に重きを置いたイベントになったりして。港区ママ辺りから広がってきそうだぞ、なんて筆者の予感を残して、今回の海外カルチャー通信を締めたいと思います。
構成/文 松永舞香