ドンキの買い物は楽しいが、種類の多さが悩ましい。そこで、デジタル家電の中から、達人や専門家が〝本当に使えるグッズ〟を厳選した。
初心者にうれしい、リーズナブルな品揃え
倉本 今回は「使える」家電を選ぶということでMEGAドン・キホーテ渋谷本店に来ました。
一条 想像以上に家電売り場が広いですね。家電量販店と違い製品が床から天井まで積み上がっていて、歩いているだけでも探険感があって楽しいです。
倉本 一応、生活家電と映像オーディオ系の家電はざっくりと置き場が分かれているんですね。
一条 デジタル用品やAV製品に関していえば、マニア向けや高級機種などは置いていないのが特徴的ですね。代わりに普通の人が使いやすい、お手頃価格のものは種類が豊富です。例えば人気の4Kテレビも完全ワイヤレスイヤホンも、リーズナブルな価格です。しかも、渋谷本店は24時間営業で、いざという時に駆け込める。夜中でも家電が買えるっていいですよね。
倉本 立地が渋谷だから当然かもしれませんが、家電初心者にもわかりやすい、トレンド重視の品揃えだと思いました。しかも驚くほど安い。衝動的に「買いたい」と思わせる大胆な価格設定はドンキならではでしょうね。
安いのに付加価値は高い!オリジナル家電に注目
倉本 生活家電もおもしろい製品が多いですよ。普通のメーカーブランド家電も販売されていますが「量販店より少し安いかも?」という価格帯で、それはそれでお得なのですが、注目したいのはオリジナルブランドです。
一条 「情熱価格」や「情熱価格PLUS」などの名前で並んでいる製品ですね。
倉本 そうです! 例えばこの1万5800円のサーキュレーターとか、一瞬「高いかも?」と思ったけれど、何と、空間除菌機能搭載なんですよ。これ、他社の製品だともっと高いんです。あと7980円のドライヤーとか「普通の価格だ」と思ったら風量が2.5立方メートル/分! 美容室の業務用製品だってこんな大風量の製品は少ないです。とにかく情熱価格の家電製品は、ものすごく付加価値の高い製品か、あるいは非常に価格が安いかのいずれかです。
一条 先ほどお話しした4Kテレビも60インチで8万円台ですからね。情熱価格の家電製品は白物、デジタルを問わず本当に〝驚かせてくれる家電〟ですね。
一条真人さんがオススメする!ドンキ〝デジタル家電〟
一般ユーザーが買いやすい価格レンジの商品がメインで並び、一方でトレンドに敏感な人の興味を引く商品も多く、楽しい買い物ができそうです。
デジタルライター 一条真人さん
パソコン雑誌編集長を務めた後、フリーライターとして独立。パソコンとAVに関する幅広い知識に裏づけられた軽妙な文章で人気。
■HDR対応4Kテレビがこのお値段!
情熱価格PLUS『HDR対応 60V型 ULTRAHD TV 4K液晶テレビ』8万9800円
店頭で展示品が映していた地上波放送のアップコンバート映像だと、シャープさにやや欠ける印象だが、明るさと発色は十分な品質。HDRに対応した60インチサイズの4K解像度テレビでこの価格は、かなりリーズナブルだといえる。