子供時代におけるお正月の楽しみといえば、やっぱりお年玉。1~2ヶ月、いや、それよりももっと前から「いくらもらえるか」を皮算用して、ウキウキしていた人も多いのではないだろうか?
しかし最近は、夏にもお年玉をもらう子供が増えているのをご存じだろうか? その名も「お盆玉」。
お年玉が冬のボーナスだとするならば、「お盆玉」はまるで夏のボーナスのようであるが、そんな「お盆玉」をもらっている子どもというのは、実際、どれくらい存在するのだろうか?三井住友カードが実施したアンケート調査によってその実態が明かされているので、早速、見ていこう。
そもそも「お盆玉」の起源とは?
「お盆玉」は、江戸時代、山形地方で奉公人に「お盆お小遣い」をあげる風習を根源としている。当時は、お金ではなく下駄などを贈る風習だったが、昭和初期になり、子供にお小遣いをあげる習慣に変わったと言われて、今では「お年玉の夏バージョン」として定着している。
お盆玉を現金以外で支給する家庭も
現在、子供のおよそ3人に1人(37%)がお盆玉をもらっていることがわかった。
また、現金でもらうことが多いお年玉に比べ、お盆玉は「おもちゃ」や「服」、「本」を現金の代わりにもらうケースも20%見られ、江戸時代同様、お金ではなく物をもらう子どもが少なくないことも判明した。