関東と一口に言っても広い。神奈川もあれば千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木もある。距離が比較的近いことからも、東京在住者はそれら関東の県へ行ったことのある可能性は高そうだが、実際のところどうなのだろうか?
行ったことのない県1位は茨城県
「言ったことのない関東の県」を東京在住者へ問うWebアンケートが実施されたところ、以下のような結果になった。
神奈川県に行ったことのない人はたったの3.8%。一方茨城県は20.5%で、神奈川県と16.7%の開きがある。東京都に隣接している埼玉県、千葉県、神奈川県は、いずれも10%未満で、行ったことのある割合が高くなっている。
では、観光・レジャー目的で行ったことがある人の割合を見てみよう。
観光・レジャー目的になると、若干ではあるものの埼玉県の割合が栃木県、群馬県よりも低くなった。なお、埼玉県は仕事目的では神奈川県に次いで2位、帰省では1位の割合になっている。
位置/県名の正答率、栃木県と群馬県は70%以下
そもそも、関東圏内の都道府県をしっかり位置まで把握している東京在住者はどれくらいいるのだろうか?
以下の地図を提示し、それぞれが何県かを答えてもらったという。
正解は、A:群馬県、B:栃木県、C:埼玉県、D:茨城県、E:神奈川県、F:千葉県
回答の結果は次のようになっている。
群馬県と栃木県は正答率が70%以下となっている。「わからない」と答えた人の割合が高いことはもちろん、群馬県の位置に対して栃木県、栃木県の位置に対して群馬県と答えている人が多いことから、どちらが群馬でどちらが栃木か、はっきりわかっていない、もしくは勘違いしている方が多いことも判明した。
各県で真っ先に思い付く観光スポット名は?
「各県の名前を聞いて思い付く観光スポット名は?」という設問では、以下のような結果になった。
神奈川県は、特定のスポットよりも「横浜」「箱根」など地域名を挙げる人が多数。千葉県は海が関連するスポット、群馬県は温泉と、各県の特徴がよく出ている。観光・レジャー目的で行ったことのない人の割合が高かった茨城県は、観光スポット名がわからない(すぐに思い付かない)という人も多く、各観光スポットの知名度が東京在住者にとって低くめであることがわかる。
東京在住者でも、関東の各県にまだ行ったことがないという方も多いということがわかった今回のアンケート。関東の各県の多くは、東京から日帰りでの旅行も可能だ。行ったことのない県をチェックしてみて、行ったことがないからこそ、ぜひこの夏、一度観光で訪れてみてはいかがだろうか?
■調査概要
有効回答数:502名
調査期間:2018/7/20~2018/7/23
調査対象:東京都在住、20代以上の男女
調査手法:Webアンケート
構成/こじへい