Performance
スプレーを5~6回強く振ってから、フィンから5cmまで近付けて。トリガーを引く。噴射は予想外に強く、フィンの奥までホコリを吹き出してくれそうだ。フィンに沿ってタテにスプレーを移動させる。一列が終わったら、今度はヨコに移動する。420mlと容量は十分にあるのでフィンの途中で洗浄液がなくなる心配はなかった。また、フィン以外にスプレーしなければ液だれすることもない。誤ってフラップにスプレーすると、そこから液が床にたれ落ちるので注意が必要だ。
寝室のエアコンが終了したら、仕事部屋のエアコンに移動。乾燥時間は10分なので、どちらのエアコンも10分後にはフィルターを組み込んで、電源を入れて、試運転してみる。もともと臭くなかったので匂いなどは変わらず、風量も変わらないように思えた。
夜になったので、いつものように室温設定を26度にすると、心なしかいつもより早く冷えるように感じた。温度計を持ち込んで、測定すると室温は27度まで下がっている。設定温度を28度の弱風より弱い静音モードにしても涼しい。結局、29度にセットして寝たのだが、翌朝7時の室温は26.7度と普段では考えられない涼しさである。翌日には最初から28度にセットすれば充分涼しいことが判明。寝室の広さは6畳のフローリングで、エアコンは6畳用の東芝『RAS-221SX』(冷房能力2.2kW)である。
仕事部屋のエアコンは、日中の暑いとき室温が36度まで上がったので、電源ONにして何度に設定しても室温30度以下に下がらなかったのだが、28.2度まで下がるようになった。つまり、10年以上前のモデルでもコスパ最強のエアコン洗浄スプレーで、お手軽にパワー復活ができる可能性が強い! もし3年以上エアコンを洗浄していない人はぜひ試してみて欲しいのだ。
設定温度29度で目覚めた時は26.7度。私は寒がりなのでこれで充分安眠できる。
スマートウオッチで測定した室温データ。腕にはめているため実際の室温より高めに記録された。21時にエアコンをONにして翌朝8時にOFFまでのデータを合体させると、0時に向けて室温は下り、その後はほぼ安定することが分かった。私はエアコンを朝までつけたまま派なので、このデータに納得。
文/ゴン川野