さて、約60種類の中から、筆者が独断で選んだ「男くさすぎない」のに「どこか男性の色っぽさ」を感じられた2つを紹介したいと思います!
●DARWIN (香調:ウッディ・スパイシー)
偉大なる歴史的人物からインスピレーションを受けて登場したコレクション「Personajes Collection」より、Darwin。ビーグル号を連想させるシダー、船体に跳ねる水しぶきをグレープフルーツと、当時の冒険に思いを馳せた1瓶です。着けたてはやや強めにウッディが来ますが、肌に馴染むと柔らかく香ります。ザ・木!という感じはなく、近距離ではベチバーのパワフルさも感じられ、拡散する香りとの違いもこのフレグランスの楽しいポイント。バックグラウンドが航海なだけあり、全体的に力強くロマンのある香りですが、女性が敢えて付けるのもオススメです。
●Luz Sin Freno ルース シン フレーノ(香調:シトラス)
アルゼンチンのロックミュージシャン「ルイス・アルベルト・スピネッタ」の楽曲であるLuz Sin Freno。その世界観を香りで表現したのがこちら。ローノートにバジル、ミディアムはレモンそして最後にジャスミンで〆ます。痺れるようなインパクトの後に、甘くて繊細な香りが肌から放たれるわけですが、まさにルイスの歌の歌詞である「君は光だ。僕の光、絶えることのない光。」という部分を表しているかのような、相手を愛おしむ故の、どこか哀愁のあるフレグランスであります。残り香が強めなので、つけ過ぎると酔うことも。直接肌に猛プッシュするのではなく、霧を浴びるくらいに抑えて纏うのがオススメです。
自分だけのフェロモンを纏う
FUEGUIA 1833の最大の魅力は、つける人の肌によって香りが変わること。香水の分子と肌の分子とが融合するように巧みに調香されており、唯一無二の”自分の香り”になるわけです。いわば、醸し出すフェロモンを纏っているといっても過言ではないということですね。もちろん、ユニセックスなフレグランスなので、女性が付ければまた違う香りの表情になるのです。ペアでつけて、その違いを探るのも楽しい!
拡散される香りもいいですが、近距離にいる人にしか届かないフェロモンも、格上の男を演出する上で欠かせない要素なのではないでしょうか?
これからは、いかにも付けていますなメンズ香水は卒業し、さりげなく香るフェロモンで間違いなしです。
ショップ概要
FUEGUIA 1833 東京本店
東京都港区六本木 6-10-3 グランドハイアット東京1階
03-3402-1833
HP: http://www.fueguia.jp
商品概要
・Darwin <ダーウィン>
容量/価格 30ml/17000円
100ml/30,900円
・Luz Sin Freno<ルース・シン・フレーノ>
容量/価格 100ml/35,000円
30ml/18,000円
Oil/14,600円
※価格は全て税抜き。
取材・文/松永舞香