Hondaは、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどが特徴のスクーター「PCX」シリーズに、量産二輪車用として世界初となるハイブリッドシステムを採用した原付二種(第二種原動機付自転車)スクーター『PCX HYBRID』をタイプ設定。9月14日より発売を開始する。メーカー希望小売価格は40万円。
量産二輪車用として世界初のハイブリッドシステムを採用
『PCX HYBRID』に採用したハイブリッドシステムは、PCXのボディーサイズに納まるコンパクトなシステムとすることで、PCXならではの「高い利便性」と、モーターアシストによる「機敏なスロットルレスポンスと高い動力性能」の両立を実現。エンジンの始動とアシストは、高出力型の48V系リチウムイオンバッテリーをエネルギー源に、アシスト制御やバッテリー監視機能などを持つ「パワードライブユニット(PDU)」を介し、駆動アシストの機能を追加したACGスターターにより行なう。
ACGスターターによるアシストは、スロットル操作にともなうアシスト開始から、約4秒間作動。アシストはスロットル開度に合せたセッティングとし、PCXと同等の扱いやすさを維持しながら走行状況に応じた俊敏な加速を可能としている。
フルフェイスヘルメット1つを収納可能な容量23Lのラゲッジボックスの後方にリチウムイオンバッテリーを、フロントカバー内にPDUを配置するなど、125ccスクーターの限られたスペースに効率よく搭載することで、PCXの持つ利便性、ゆとりあるライディングポジション、取り回しの良さを確保している。
「美しさと力強さ」をコンセプトに、先進性と上質感を追求したスタイリング
流麗で伸びやかなフォルムを基調に、フロントからリアまで連続的に変化のあるボディー曲面で構成。省電力に寄与するLEDを採用した灯火器類は、ヘッドライトのシグネチャーランプ(ポジションランプ)裏側のブラケットと、テールランプ点灯部のインナーレンズをブルーとするなど、先進性と上質感をさらに高めたスタイリングとしている。