従来、ペンを入れていた胸ポケットが、スマホの居場所に変わったこと。そしてここ数年の文具ブームでペンにこだわる人が増えたことなどから、ペンケースのニーズも拡大。実に様々なタイプが揃う。
わかる人には伝わるこだわりのペンケース
ペンケースはペンを保護するためのもので、あくまで主役のペンを引き立てる存在。収納するペンに合わせて、ペンケースのランクも考えたい。「5000円から2万円程度のペンケースならどんなビジネスシーンでも、ペンを上質に見せます」と平石康一さん。
「ビジネスにおいてペンはパワーツール。どんなペンケースからどんな勝負ペンを取り出すのかで、その人の人間性まで垣間見ることができます。この関係性は武士の刀と鞘にも似ていますね」
ここ最近の傾向は、丸めて持てる利便性の高いタイプや革にこだわったタイプなど、機能と素材・デザインの二極化が進んでいるという。まず何本ペンを持ち歩くのか決めること。そしてほかの革小物と同じ色を意識したり、お気に入りのデザインを選んだりして自分のこだわりを主張しよう。
カラフルな色が揃う人気シリーズ
カラーチャート『ロールペンケース』6000円
太さが違う4つのペンポケットと定規用のフラットなポケット、小物を収納できるファスナーポケット付き。柔らかなマイクロファイバー素材でペンが出し入れしやすい。
フランスのインクメーカーの新ブランド
ジャック・エルバン『ロールペンケース』3万円
インクの老舗ブランド「メゾン・エルバン」のラグジュアリーライン。イタリアの牛革を使用し、巻いた時に平たい楕円形になるので収納しやすい。4本のペン差しとポケット付き。
大切なペンをソフトにスマートに保護する
ロメオ『ロメオ オイルキップペンケース 1本用』4500円
北米産の上質な牛革を使用し、手触りにこだわって作られた1本差し。内側には滑り止め効果のある人工皮革を施しているので、ある程度の太さのペンなら逆さに持っても抜け出ない。