そこで、男性専用車両の必要性に関して質問した。
男性専用車両を必要と考える人は6割以上
質問:痴漢の冤罪を防ぐ目的で男性専用車両が必要と考える人がいるが、あなたは必要だと考える?(単一回答)
「必要である」と回答した人が28%、「どちらかといえば必要である」回答した人が34%、「どちらともいえない」と回答した人が25%、「どちらかといえば必要ない」と回答した人が7%、「必要ない」と回答した人が6%という結果になった。
痴漢を取り締まる必要がある一方で、男性が冤罪で捕まってしまう被害も問題となっている。冤罪被害を少しでも減らし、男性も安心して電車に乗ることができるよう、男性専用車両を求める声が上がっている。調査の結果、男性専用車両が必要だと考える人は6割以上いることがわかった。
最後に、女性専用車両以外の痴漢防止のための手段として、何が適していると考えるかについて質問した。
電車内に防犯カメラを設置するのが痴漢防止の手段に適していると考える人が過半数
質問:女性専用車両以外の痴漢防止のための手段として、次のどれが最も適している?(単一回答)
「電車内に防犯カメラを設置する」と回答した人が51%、「私服警官などの見回りを強化する」と回答した人が35%、「防犯グッズなどを普及させる」と回答した人が8%、「その他」が6%。
女性専用車両にはまだ課題があると考えられる中、その他の痴漢防止の手段として、電車内に防犯カメラを設置するのが良いと考える人が最も多く、半数を超えた。
この手段は痴漢を抑止する効果があるとともに証拠を残すことができるので、冤罪を減らすことにもつながるかもしれない。その他にも、私服警官などの見回りを強化することが有効と考える人が3割以上いた。
今回の調査から、女性専用車両が必要と考える人が6割以上いる一方、男性専用車両が必要と考える人も6割以上いることが分かった。
電車内では痴漢や冤罪の被害が起こり得ることに加え、女性専用車両の要否をめぐったトラブルが話題になったように、思わぬトラブルが起こるケースがある。
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構成/編集部