【ターンテーブル式の電子レンジ】普段何気なく家電製品を利用している中で、実は間違った使い方をしている人が多いのをご存じだろうか? 故障や修理の事例を20年以上にわたって精査をしている総合家電エンジニアに、ユーザーが間違いやすい使用例を挙げてもらい、正しい使い方を指南いただいた。
ターンテーブル式の電子レンジは
食品を真ん中に置くとしっかり温まりません。
ターンテーブルのない電子レンジは食材をどこに置いても大丈夫だが、一人暮らし向けなどでよく使用されるターンテーブル式は温め方に注意が必要だ。「冷凍食品などをど真ん中に置いて温めると、端のほうが冷たいままだったりしませんか? ターンテーブル式の電子レンジは、食品を温めるマイクロ波がテーブルの中央へ集中しがちだからです。マイクロ波は壁に当たりながら庫内を反射し、拡散しています。ですので、食品をターンテーブルの少し外側に置き、回転させると、マイクロ波がむらなく全体に当たります」
【!】ターンテーブルの中央から少しずらして置くと良い。逆に、テーブルの端すぎると温まりにくくなることもある。
〈 修理精査のスペシャリスト!〉
20年以上にわたり家電やパソコンの修理精査に携わる延長保証のプロ
テックマークジャパン
業務部 クレームチーム チーフ
本多宏行さん
延長修理保証プログラムの設計と運営を行なうテックマークジャパンで、修理請求があった場合に、内容が正しいか判断する修理精査業務を担当。「総合家電エンジニア」資格を持ち、クレームチームを牽引する。
文/編集部
※記事内のデータ等については取材時のものです。