◆下半身全体をカバーする「モミーナ プロ EX フットマッサージャー KC-320」
2009年に発売以降、累計約12万台の販売実績があるフットマッサージャー「KCシリーズ」。最新の「KC-320」(オープン価格/想定価格5万9800円)は、足裏、ふくらはぎへのアプローチだけではなく、「太もも専用大型エアーバッグ」を新しく搭載。下半身全体をカバーできる仕様となった。
足の長さにより高さや角度を調整でき、太もも専用大型エアーバッグを使わないときは収納が可能。さらに新開発の「足裏の3連可動ローラー」は足先、土踏まず、かかとの3か所をマッサージするローラーと突起が連動して足裏をまんべんなくマッサージする。同じく新開発の「温浴あったかヒーター」は温風で温めるので、足先だけでなくふくらはぎの方まで温められる。
下半身全体をカバーできる5つの自動コース、マッサージの強さもフットマッサージャーとしては業界最多の5段階に調整できる。足先カバーも取り外して洗えるなどメンテナンス性も向上した。
【AJの読み】頭まで突き抜ける未体験の振動に驚き
デモンストレーションはヤラセかもしれない、と自身でも屈伸を体験することに。思った以上に体がやわらかく、劇的な変化は期待できないかもと言われながらも「ダイエットトレーナー コア DT-C1000」に乗ってみた。
操作はタッチパネルのインターフェースで視覚的にできる。10Hzぐらいまでは足元だけが振動している感じだったが、振動数を徐々に上げていくと下半身から上半身に振動がせり上がって来て、30Hz以上になると頭にまで振動が突き抜けた。垂直振動は初めての経験だったので、傍目から見ると全然揺れているように見えないのに、このぶるぶる感は一体なに!?と新体験に驚く。マシンに乗った後に再度屈伸すると、2cmほどさらに体が曲がった。
座禅式の使い方も驚いたが、座ると内蔵まで振動する感じ。これってもしかしたら便秘にも効いたりするんじゃ?と思いつつ、座って作業する時間が長くて股関節の可動域が狭くなっており、これは日々の生活でぜひ使いたいと感じた。
土台に乗らなくても、誰か乗っているときに片足を添えるだけで振動が来るので、むくみとか部分的に気になる場合は、他の人がぶるぶるしているときに便乗してできそう。ただし安全機能で30kg以下の負荷がかからないと作動しないので、誰も乗っていないときに片足だけはできないので注意。
全身振動で血行を促進し老廃物も排出できるので、筋肉の代謝が向上することで疲労物質が体から出やすくなり、疲れが取れた、筋肉痛が緩和したという声もあったそう。なんといってもメリットは3分間という短時間でトレーニングやストレッチができることだろう。
気になるのは部屋に設置したときの振動の伝播。70cm×70cmの敷きマットが付属されており、マットは防振になっているのである程度の振動は吸収するが、古い家屋だと最大振動回数にすると振動が階下に伝わる可能性もある。マックスにしたときの音、振動は洗濯機の脱水モードのときのような感覚なので、集合住宅の場合は設置場所、使用時間に注意したい。
文/阿部 純子
■連載/阿部純子のトレンド探検隊