■夕食は地元食材をふんだんに使ったコース料理をアウトドアスタイルで
さて、グランピングといえば、上質なアウトドアディナーも醍醐味のひとつ。日が落ち、あたりが暗闇に包まれる時間になると、デッキにダイニングテーブルがセットされ、夕餉の準備が始まる。
供されるのは、自らもアウトドアが大好きというホテル出身のシェフが腕をふるうコース料理だ。この日の前菜は、富士宮マッシュルームを始めとする彩り野菜のアンチョビディップに、紅富士鱒とクリームチーズのカナッペ。
前菜からいきなり地元食材のオンパレードに続くのは、玉ねぎがまるごとはいった富士湧水ポークベーコンの魚介スープ。ベーコン、魚介、玉ねぎのエキスが凝縮された旨味たっぷりスープはえも言われぬおいしさだ。
そしてメインはたっぷりのハーブで焼き上げた丸鶏のロースト。これだけでも十分メインの貫禄なのだが、なんと静岡彩美牛ロース肉のステーキまで! 一部の料理は仕上げ前の状態で用意されていて、あとは備え付けのオーブルグリルを使って自由にセルフで温めたり、調理を行う。外の心地よい風を感じながら、野趣溢れる豪華アウトドア料理を自分達のペースで楽しめるのは何とも楽しい!
デザートは、スキレットに入ったカスタードクリームをグリルで焼き上げるホットプディング、クラフティ。さらにマシュマロを焚き火であぶってチョコレートソースでディップするキャンプで大人気のデザート、スモアまで。
地元食材たっぷり、これほど贅沢なアウトドアディナーは滅多に味わえない。