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中音域の厚みが魅力のAudioquestの超お買い得ヘッドホン『NightHawk Carbon』

2018.06.20

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

■Introduction

私がリファレンスに使っているヘッドホンはSONOMA『modelOne』である。高解像度で音場感の再現に優れたモデルなのだが、静電型なので専用ヘッドホンアンプでしか鳴らせない。もっと言えば専用のDACを通してしか接続できない。アナログ入力にも対応するが内部でA/D、D/A変換される仕組みだ。

つまりリファレンスと言いながら、DAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)やヘッドホンアンプの試聴に全く使えないのだ。さすがにこれでは困るので、PHILIPS『Fidelio X1』を使っていた。φ50mmの振動板のオープン型で低音の量感たっぷり、音色はウォームで刺々しい音は一切出さないヘッドホンである。発売は2013年で、2015年に後継機の『Fidelio X2』が登場している。なぜX2にしなかったかと言えば、X2もX1もリケーブル対応だったがφ3.5mmのアンバランス端子だったのだ。つまりカンタンにはバランス化できない。次のリファレンスヘッドホンはリケーブルでφ2.5mmバランス、XLRバランス、φ4.4mmバランスなどに対応できるタイプを選びたかった。

それから、iPhoneなどのスマホやハイコスパなDAPでも鳴らせること。ハイエンドヘッドホンになればなるほど、再生機器にもスペックを求めるので、私の大好きなbeyerdynamic『T1 2ndGeneration』などは避ける必要があった。インピーダンスが600Ωもあるのでスマホではもちろん無理、DAPでも音量が取れないことが多いからだ。

悩んだ結果、選んだのはAudioquest『NightHawk Carbon』である。インピーダンスは25Ωと低く、能率は99dBとそこそこ高くスマホでも鳴らしやすい。音にはクセがなく刺激的な音は出さない。重さ346gで装着感が良く疲れない。リケーブル対応でヘッドホン側の端子はΦ2.5mmモノ端子を採用。これはSENNHEISER『HD700』と同じなので、多くのサードパーティからリケーブルが発売されている。例えばORBからも出ているのだ。

さらに『NightHawk』は発売当時の実勢価格が約8〜9万円だったのだが、『NightHawk Carbon』が発売されてから見直しがあったらしく、実勢価格約4万5000円の超ハイコスパモデルになったことも見逃せない。

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