ステーショナリー、寝具、傘など身近な生活用品にも愛用品がある。話題のあの人に、普段から愛用する一品についてお話を伺いました。
◎D&DEPARTMENT PROJECT代表取締役会長
ナガオカケンメイさんの業務用コンテナ
サンプリングファニチャー『サンボックス』
スチール製のオリジナルレッグは、〝つくらないでつくる〟をコンセプトに掲げる「サンプリングファニチャー」プロジェクトのもの。別売りの『サンボックス』と組み合わせて使う。脚の高さは20cm、40cm、61cm(発売予定)の3種を用意。/1万1000円〜(定価)。
〝部屋にいながら「庭」が楽しめる〟
コンビニなどで使われている業務用コンテナを、20年以上も使い続けてきたというナガオカさん。ジェネリックな業務用品を、身近な生活用品として提案すべく、この脚をデザインしたという。
「業務用のコンテナは軽くて丈夫なので、屋外に出しっぱなしにできる。水にも強いからガーデニング用品にぴったりなんです。買ってきた植物をポットに入れたまま、コンテナに入れるだけ。何よりも脚付きだから、室内に植物を持ち込めるのがよくて、部屋にいながらにして〝庭〟を愛でることができます。玄関には植物とスリッパ用のコンテナを置いています」
細い鉄製の棒でデザインされた脚は、見た目に重厚さがなく、インテリアになじむ。以前ナガオカさんが取材で訪れた、エーアイラボオオタさんが製作している。
「究極をいえば、コンテナが浮いて見えるくらい、脚の存在感をなくしたかったんですけどね(笑)。とはいえ、この商品も見た目は華奢ですが、土を詰めた重いコンテナも十分に支えられる強度なので、家庭菜園にもおすすめ。プランターとは違って、このコンテナなら腰をかがめる必要がありませんから、作業もスムーズですよ」
Profile
2000年にセレクトショップ『D&DEPARTMENT PROJECT』をスタート。〝ロングライフデザイン〟をテーマに、物販、飲食、出版、観光を通して、暮らしや47都道府県の新たな魅力を発信。
文/編集部
※記事内のデータ等については取材時のものです。