ソールが薄くなったことに加えて、アッパー素材もムダをそぎ落としたデザインを採用。日光が透けてしまうほどの薄いエンジニアードメッシュを使用し、必要な部分だけにTPUで補強を施している。
特につま先部分は荒めに編んだメッシュにすることで、高い通気性を確保。軽さをランナーにもたらすと同時にシューズと足が一体化するようなフィット感ももたらしてくれる。履いてみるとシューズに使用されているパーツが少なく、さらに縫い目が少ないことも感じる。足にあたる部分も少ないので、足裏のフワフワ感だけではなく、足の甲の快適感もかなり高い。
一方で『MACH』はクッション性に加えて、さらに驚くほどの軽さも自慢。その重さ、わずか231g !! 飛ぶように走ってタイムを求めたい上級者、初心者でも軽いモデルを好むランナーなど、レベルに関係なくマシュマロのような履き心地が体感できるシューズといえるだろう。色々な意味で「軽さは正義」なのだ。
HOKA ONE ONE
『MACH(マッハ)』
1万9000円
●重量:231 g (27.0cm)
●オフセット:5mm(つま先とかかとの落差)/つま先19mm、かかと24mm
問い合わせ先/デッカーズジャパン
https://www.hokaoneone.jp/
取材・文/今 雄飛
ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行なうかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。