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デジタルの時代だからこそ覚えておきたい「銀塩白黒フィルム」の魅力

2018.05.30

「アナログカメラのフィルムって、まだ売ってるの?」

 そう聞かれることがよくある。答えを先に言えば、まだ売っている。

 家電量販店にも並んでいるし、いざとなればAmazonで買えばいい。現代では入手困難な製品、というわけでは決してない。しかし現実として、一般では「アナログフィルムはなくなりかけている」というようなイメージが広がっている。

 それに拍車をかけるかのようなニュースがあった。富士フィルムが白黒フィルムの販売を年内に終了するというものだ。

 富士フィルムのかつての主力製品だった白黒フィルムがなくなってしまう。だがこれを、「ひとつの時代の終焉」として捉えるのは正しいのだろうか?

■「フィルム写真がなくなる」という誤解

「確かに富士フィルムは白黒フィルムの販売を打ち切りますが、それは『銀塩写真のフィルムがなくなる』ということではもちろんありません」

 そう語るのは、東京都小平市の写真店『アクティブスタジオ』の坂野英俊氏である。アクティブスタジオは、工程途中のデジタル化を経ない完全アナログ写真現像を請け負う数少ない店舗だ。@DIMEでも以前、アクティブスタジオについての記事を配信したことがある。

「フィルム全体の話で言えば、『コダックT-MAX P3200』という高感度フィルムが最近復活しました。富士フィルムの話題の影に隠れてしまったのですが……。また、白黒フィルムにしてもコダックを始めとする企業の製品がまだあります」

 富士フィルムがカメラ業界のトップに立っている企業であるということは、間違いない。だが1社の動向のみがカメラ業界全体を表しているのかというと、決してそうではないようだ。

 白黒フィルムには、今も根強い需要がある。

「白黒がカラーと比較して優れているのは、光の濃淡の幅です。一般論ですが、カラーの場合は1:30。一方で白黒は1:100の幅があります」

 1枚の画像の中で、精緻な光の強弱を散りばめることができる。それが白黒写真の特徴であるという。

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