[1993年]小型軽量を実現したモバイルPCの元祖
IBM『ThinkPad 220』24万8000円(発売当時)
7.7インチのディスプレイを搭載し、A5サイズで重さ1kgと、それまでのノートPCの半分を切るコンパクトさを実現。単3形乾電池6本で動作し、大ヒット製品となった。
〈 法林’s Comment 〉ようやく登場した、コンパクトで気軽に持ち運べるPC。サブノートの先駆者だった。
[1995年]広がるキーボードのギミックが斬新!
IBM『ThinkPad 701C』75万円(発売当時)
コンパクトなサブノートへフルサイズのキーボードを搭載するために、本体を開くと、キーボードが左右にスライドして開く「バタフライキーボード」を採用。当時としてはかなり高価な製品だったが、そのユニークなギミックで人気を集めた。
〈 太田’s Comment 〉斬新なデザインは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にもなっています。
[1996年]Windows 95搭載の本格モバイルPC
東芝『Libretto 20』19万8000円(発売当時)
VHSテープサイズの超小型ボディーに6.1インチTFTカラー液晶とフルキーボード、Windows 95を搭載し、〝ミニノート〟という新ジャンルの先駆けになった。ドッキングステーションが付属し、拡張性も高かった。
〈 法林’s Comment 〉小さすぎて文字入力はラクじゃなかったが、PCをさらに手軽に持ち出せるようになった。
[1997年]当時トラックボールといえば『Let’s note』だった
パナソニック『Let’s note AL-N2』42万8000円(発売当時)
ポインティングデバイスに光学式のトラックボールを採用し、その操作性の良さが高く評価された。しばらくトラックボールが採用されたが、薄型化に伴ってタッチパッドへと変更された。
〈 太田’s Comment 〉当時はマウスよりトラックボールという人も多く、ノートPCでも人気が高かったです。