■一番簡単な「く」はこう書く
■少し難しめの「の」はこう書く
■難易度が高めの「さ」はこう書く
ひらがなの中には、三等分や2:1のバランス配分をとって書くなど、少々手ごわいものもあるが、根気よく練習すれば必ず習得できる。また、艶文字ひらがなは続け字にしやすいので、本書のガイドにしたがい、洗練された続け字にもチャレンジするとよいだろう。
西村真翔さん プロフィール
名古屋市在住。幼少より書道を始める。40代から写経作家として、現在では希少な金字経(金泥を鹿膠で練り写経後、磨きをかけて光り輝く経典に仕上げる、1300年前から伝わる技法)に取り組む一方で、書道や写経の指導にも携わる。「20年ペン字をやっても上達しない」という生徒さんに、どのように教えるべきか研究する中で、文字を図形としてとらえ、比率や角度などを考えて書くことで、誰でも短期間で字が上達する「艶文字メソッド」を考案。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)