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東海道新幹線N700系はここで生まれた!JR東海の研究開発拠点に潜入取材

2018.05.05

2:車両走行試験装置

この装置はトンネル内走行時に受ける空気力やレールの凹凸などの様々な軌道状態を再現し、実車では試験できないイレギュラーな状況も再現することができる装置だ。実車と同型の試験車両が装置に搭載され、台車を意図的に揺らしたり、また軌条輪と呼ばれるレールを擬似的に再現している機構を回転させたりすることによって時速350km程度までの高速走行状態を再現できる。

「この装置により信頼性向上と軽量化を一度に実現したN700Sの新型台車フレームが開発することができました。また、本線上では不可能な意図的に故障状態を発生させたままの試験や地震時の台車挙動なども試験可能ですし、また新技術の耐久試験もできるので、対応や故障に至る前の対策などを構築することもできます」と技術開発部の足立さんは語る。当日はあいにく試験車両が不在だったが、N700Sに採用された新型台車フレームや新型部品が展示された。

N700Sの新型台車フレームを解説する足立さん。

実際の運用時には試験車両を搭載して試験が実施される。

レールの代わりになる軌条輪。ここを揺らしたりすることで、様々な状況を作り出す。

この装置での実験から誕生したN700Sの新型台車フレーム(写真は試作品)。下のN700Aのものに比べて溶接箇所が減り、合わせて軽量化も達成した。

N700Sのものと比べると矢印部分に溶接の盛り上がりがある。N700Sの同じ箇所にはそれが見当たらない。

先日の浜松工場の公開時には触れることができなかったN700Sの「たわみ式すり板」にタッチ! 噂の「たわみ」を実感してみた。

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