■飲み会をうまく断るコツ
最近、若手は上司と飲み会に行くことに消極的な傾向があるといわれているが、断りたい場合、上司から誘いを受けたときに角が立たぬよう断る必要がある。これも新しい時代のマナーといえそうだ。
飲み会をわずらわしいと感じる若手も多いようですが、社内の方とのコミュニケーションの場、仕事の場だけではわからない意外な一面を知る機会ととらえれば、たとえ断るとしても、また声をかけてもらえるような断り方をすることがポイントです。そして何より大切なことは、相手に不快な思いをさせないこと。結局、断ることに変わりはありませんが、気遣いの言葉があるかないかで、印象は大きく変わります
断る前に「お誘いくださりありがとうございます」と誘ってくださったことに対する感謝の気持ちを伝え、最後に「今回は申し訳ありません。また、誘ってくださいね」という言葉で締めくくると、断ったとしても悪い印象は残らないでしょう。
その上で、断る理由としては以下のような案が考えられます。
ポイントは、相手が納得する理由を告げることです。
1.先約がある
例)今日は、出張でこちらに来ている友人と会う約束をしています。
2.家族にちょっとしたトラブルがある
例)母が風邪気味なので、早めに帰って夕食の用意をしたいのです。
3.予定が分からない
例)申し訳ありません。今すぐには予定がわかりかねますので、確認してからご返事してもよろしいでしょうか。
1と2の理由は何度も使えませんし、嘘はばれる可能性があるということも覚悟しておくことが大切です。
■お悔やみの場のマナー
社員や取引先の関係者のお悔やみのシーンにおけるマナーとして、昔と今とでどのような変化があるのだろうか。
●通夜は喪服でも良い
かつては通夜に「喪服」で参列すると、不幸を予測し準備していたように思われるため、地味な平服が推奨されていました。今でもその考えは残っていますが、昔に比べ今は亡くなってから通夜が行われるまでに時間が空くことが多くなりました。現在では通夜に喪服で参列する人も多く、通夜に喪服を準備する時間的余裕があるのであれば、通夜に喪服で参列しても失礼にはあたりません。
●香典の新札について
香典に新札を使うと、不幸を予測していたように思われるため、使い古しのお札を使うのがマナーとされています。だからと言ってあまりにもくしゃくしゃのお札を使うのもかえって失礼です。「使った痕跡がわかる程度のお札」、あるいは、新札であっても、折り目をつけてから入れると失礼にはあたりません。