【AJの読み】運動していない歴10数年の記者が体験レッスンに挑戦
執筆作業のため同じ姿勢で10時間近くパソコンに向かい合っているため、肩もがちがちに凝って、股関節が痛むもこともしばしば。運動不足は自覚しながらも、今さら激しいトレーニングやエクササイズはできないし、ヨガでもできないポーズが多いため余計にストレスを感じ、10年以上運動から遠ざかっている。自分にもできる運動はないかと思っていた矢先、ゆっくりとした動きで、体がかたい人でも無理なくできるメディカルタイチがあると聞き、「タイチスタジオ」銀座校にて体験レッスンに参加した。
スタジオのロビーには、漢方茶やハーブが並ぶ「タイチカフェドリンクバー」が。最初に体質チェックチャートにて、体内の気血水のバランスをセルフチェック。チャートにはボディバランスの偏りが表れるので、その状態に合わせた茶葉やハーブを自身でカスタマイズする。漢方茶はレッスン中の水分補給としてスタジオに持ち込んでもOK。
武術太極拳のエースで、現役バリバリ、しかもイケメンの市来崎先生に、体が全く動かない私を指導してもらうのか……と恐縮しながらレッスン開始。重心を真下に意識して、肩幅に足を広げて腰を落とし、木が大地に根を張るイメージの「立禅」が太極拳の基本の立ち方。ダンスのジャンプなどのような上に向かっていく運動と違い、下に下にと意識して腰を落とす所作で、背筋をピンと伸ばすいわゆる良い姿勢(そり腰)とは異なる立ち方だ。
腰を緩める、力を抜くというのが、簡単そうで実はとても難しい。腕を上げて下げる入脱の動きでも、腕に力が入り過ぎてしまっているのがわかる(下記画像左)。