日立コンシューマ・マーケティングは、新開発した「真空ポンプ」を搭載し、真空かくはんと真空保存を可能にしたパーソナルブレンダー『VEGEE HX-C2000』を5月下旬より発売する。価格はオープン価格。
同社では共働きや単身世帯の増加などを背景として、手軽にスムージーなどを作ることができるパーソナルブレンダーのニーズが増えていると分析。さらにフレッシュさや野菜の栄養をより損なわず取り入れたいという意見も届いているという。
従来のパーソナルブレンダーは、材料のかくはん時や保存時に、空気中の酸素に触れることによって酸化が進み、色味や風味が損なわれていた。そこで同社では、標準大気圧より低い約0.8気圧の真空環境をボトル内につくり、材料のかくはん時や保存時の酸化を抑えて鮮度を維持することができる「真空ポンプ」を新たに搭載した。
さらに、でき上がった飲み物を保存ボトルに移して「真空保存」も可能にしている。
このポンプは手動方式を採用。最大15回押すことでボトル内部を約0.8気圧の真空環境にして、「かくはん」・「保存」することができる。真空環境でかくはんすることで泡立ちや分離を抑え、保存時は酸化を抑えるので変色しにくく、通常大気圧の状態よりも鮮度を保つことができるという。かくはんには新たに搭載された「非対称チタンコーティング刃」が素早く、なめらかにかくはんしていく。
また、野菜や果物に含まれる色彩などを作り出す「ファイトケミカル」に着目。健康志向の人にも楽しめるように、フードコーディネーター後藤かをり氏監修のもと、色彩が鮮やかで、不足しがちな栄養素がしっかり取れる15種類の「ファイトケミカルスムージー」を掲載したレシピ集を同梱した。