転職・異動などで4月から新しい環境になる人も多いかもしれない。ぜひ新しい職場では活躍し、高い評価を得たいものである。そこで、転職初日のNGな行動と新しい職場でやっておくべきことを研修講師に聞いた。
■転職初日にやってはいけない行動3選
ビジネスマナーや対人応対の研修を行う株式会社プライムコム代表取締役 網野麻理氏は初日にやってはいけない行動として次の3つを挙げる。
1.前職の愚痴や自慢話をする
「前職について聞かれたときは、主観を入れずあくまでもフラットな立場で、客観的事実だけを伝えることを意識しましょう」
2.現職の気になる点を指摘する
「改善点に気づいたとしても、いきなり指摘することは控え、メモなどをとっておき、後日タイミングを見計らって改善提案をしていきましょう」
3.自分を大きく見せる
「あれもこれもできるとアピールしたい気持ちもあるかもしれませんが、後から相手の期待値を下げることにならないよう、初日は謙虚に、チャレンジさせてもらう、という気持ちで会話しましょう」
■転職初日の心がまえ3つ
そして網野氏は、転職初日の心がまえとして大切なことを3つ挙げる。
1.話しかけやすい雰囲気を作る
「新しい環境に馴染むために、オープンマインドで話しかけやすい雰囲気を作りましょう。自分から心を開き、周囲の警戒心を解くことで社内の情報をより多く収集することができるでしょう」
2.前向きな言葉を発する
「今までの経験やスキルを新たな職場でより多く発揮できるよう、自信と誇りを持ち、前向きな言葉を発していきましょう」
3.リラックスする
「周囲の期待を感じ、どうしても緊張しがちになりますが、大切なのは新たな環境で、自分の強みや持ち味を1日も早く活かせるようになることです。程よい緊張感を持ちながらも、自分らしさも維持していきましょう」