小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

玄界灘の鮮魚が大人気!全国から客が殺到する福岡県宗像市の道の駅むなかた

2018.04.01

 いつの頃からか、道の駅が産直販売の象徴になってきた。そこに行けば地元の新鮮な食材が安く買えると、全国に名をとどろかす駅も多数ある。

「とてもいいものが買えた」、「こんなものが売っているなんて知らなかった」など喜びの声もよく聞く。

 一方、「他地域の商品も多かった」「加工品の原料が外国製だった」など残念な話も。地元の人たちの買い物の場になっているのなら、それもありなのだろうが、産直の定義に疑問を感じることも多々あった。

 そんな中、筆者が今までで最も惹かれたのは、福岡県宗像市にある「道の駅むなかた」の物産直売所だった。

■地物への徹底したこだわり

 道の駅むなかたは2008年にオープン。宗像市の中心街から離れた国道495号線沿いにある。敷地の脇は釣川の河口、玄界灘は目の前。それ以外はのどかな風景が広がっている。

 地理的には福岡県の二大都市、小倉と博多の中間にあたるが、両者は九州自動車道や国道3号線で結ばれているため、道の駅周辺の交通量は決して多くない。

 それでも、朝9時のオープン前(6~9月は8時30分)には駐車場はどんどん埋まり、物産直売所の入口前に人が集まる。入口が開かれると、真っ先に人だかりができるのが水産物コーナーの鮮魚売り場だ。なぜこんなに人気が高いのか?

 その秘密は徹底した地場へのこだわりだ。ここに出品することのできるのは、宗像市か福津市に住所や事業所を持つ人という条件があり、地物にこだわった商品を出すよう求めているからだ。

■初年度から目標を軽く突破

 たとえば鮮魚。地元の鐘崎・神湊・大島・地島などの漁港からどんどん新しいものが運ばれてくる。売り方は大型のブリやタイなどはサクにしたものもあるが、大半が丸ものそのまま。それ以上の加工は有料となる。

 もちろん、並ぶのは旬のものに限られ、海が荒れると数は極端に減る。かといって、そこにサーモンや冷凍マグロを並べられていても興ざめしてしまうわけで、正直な商売をしている証と納得できる。 

 このような姿勢が受け入れられ、初年度の目標売上げは7億5000万円に対し、12億8000万円と大幅に上回った。以降も順調に伸び、年商1000万円以上の出品者は数十人。オープンから5年も経つと、搬入する車がどんどん新車になったとの逸話も残っているほど。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。