使えるポイントを整理するのに役立つ共通ポイント相関図。コンビニ、スーパー、百貨店などのリアル店舗と共通ポイントの関係を図式化したので、この最新相関図から現状を読み取ってほしい。
◎今年1年で相関図が大きく変化する予感
昨年のファミリーマートとサークルK・サンクスの合併により、コンビニの勢力図が変わった。このような変化が共通ポイントの相関図にも影響。「業界別に各共通ポイントでどんな店舗があるのか埋めていくと、空きが多いほど弱いことがわかります」(菊地崇仁さん)。今はdポイントの加盟店が増えており、勢いがあるという。
「今年の始まりは4強ですが、この1年で随分、ポイント勢力図が変わると思います。というのは、JR東日本のJRE POINTとビューカードのビューサンクスポイントが、2018年度中に共通化を予定しているから。ビューカードの会員数は506万人になりましたが(17年3月)、それに対してSuicaの発行枚数は約6845万枚(18年1月)と、伸びしろが大きい。今、250ビューサンクスポイントが1000円分としてSuicaにチャージできますが、これが1ポイント単位で移行できるようになれば使いやすくなり、今、休眠しているポイントが動きだすと思います。そのほか大きなトピックは、ローソンバンクの設立。まだオープン時期や詳細は不明ですが、セブン銀行と同じように、給与振込口座の設定でポイントを付けるとすると、Pontaが付くのではないかと予想しています。WAONでも紳士服のはるやまで期間限定でポイントを付与するなど、イオングループ以外の店舗に対しても、共通化に力を入れ始めました。これらの新勢力の動きでどう変わるのか。目が離せません」
『ポイ探』運営 菊地崇仁さん
クレカやポイントの専門家としてテレビや雑誌、セミナーの講師としても活躍。All About「ポイント・マイル」のガイド。
文/編集部
※情報は1月31日時点のものです。店舗により条件が異なる場合があります。
※記事内のデータ等については取材時のものです。