■ピントは『面』と『距離』
貧相な図で恐縮ですが、ピントのイメージ図になります。ピントは、点(ポイント)で考えられることが多いと思いますが、実際は図のように面になります。厳密に言うと完全な平面ではありませんが、頭の中のイメージとしては、平面で考えて良いと思います。このピント面の位置にあるものにピントが合います。
写真で見てみましょう。
『F』の位置にピントがきています。そのため、前後にズレた『E』と『S』はボケていますね。
カメラから見て、『E』と『S』の距離を『F』と同じにしてみました。こうすると、『F』『E』『S』のすべてにピントが合います。
高さを変えても同様です。カメラからの距離が同じであれば、ピントは合ったままです。