ヤマハミュージックジャパンは、ヤマハの100%子会社であるL.Bösendorfer Klavierfabrik GmbH(以下ベーゼンドルファー)のグランドピアノ限定モデルとして、『Dragonfly』を全世界限定18台で発売した。価格は2千万円。
このたび発売する『Dragonfly』は、ベーゼンドルファーピアノの人気モデルである「モデル200」をベースに、ヨーロッパの伝統的な象嵌細工の手法を用いた繊細な装飾を大屋根の内側に丁寧に施した、全世界18台限定のモデルになる。
ヨーロッパの伝統的な技法を用いて描かれた優雅なデザイン
グランドピアノの大屋根の内側に、異なる種類の木を使用したヨーロッパの伝統的な象嵌細工の技法による繊細な装飾を丁寧に施し、華やかな仕上がりと気品のある佇まいを実現した。大屋根の内側に描かれているデザインは、皇妃マリア・テレジアとその夫である神聖ローマ皇帝フランツ1世の夏の離宮として知られるシェーンブルン宮殿のシンボルとも言える壮麗な庭園から着想を得たものだ。色付けした木材に焼いた砂で焦げ色をつけて陰影をつける伝統的なサンドシェーディング技法を使用。トンボとアザレアの花々のモチーフを優雅に表現している。
シリアルナンバー入りの真鍮プレート
鍵盤左側の拍子木部分には、モデル名であるトンボ(英語で”Dragonfly”)のデザインとシリアルナンバーが刻印された真鍮のプレートがはめ込まれ、限定モデルにふさわしい特別感を演出している。